瀬戸内・海の道　二日目の街道歩き旅 [三田尻～室積 編]

住吉神社の石造り灯台

海上交通の安全に寄与した灯台（1863年）高さ７ｍ余り。

桜並木

付近の三田尻港は、古くは上関、下関の中間にあって、中関と呼ばれた。

御舟倉跡へ

近世には「上ノ関よりも下ノ関よりも、金のおちるのは中ノ関」と歌われたほど繁栄

三田尻御舟倉跡

防長米や、塩（三田尻塩）の積出港であった

「萩往還」碑

萩往還【参照】の終点にあたる。

通堀

萩藩の玄関口。藩の軍港、商業港として発展した。
江戸中期まで参勤交代はこの三田尻から出発した。

英雲荘付近

英雲荘は三田尻御茶屋

英雲荘

藩主が参勤交代時に使用。萩藩の公館として、幕末には国事を論じたり三条実朝らも宿泊（七卿落ち）した。

三田尻の町並み

町並み

石碑

左の石碑に注目した。

野村望東尼終焉の地

福岡出身の野村は高杉晋作ら多くの維新の志士と交流。

道標

「右　かみがた、左　中のせき道」

華浦病院

山口県立華浦病院医学校（1874年設置）跡

普賢寺

光市（山口県）南部の室積へやって来た。

太鼓橋

普賢寺は「海の菩薩」といわれる古刹。

常夜灯

海に面する常夜灯。

普賢寺山門

漁師や船員の信仰を集める寺。

海商通り

豪商の町屋が残る。

石人像

玄関の左右に石人像。

光ふるさと郷土館

旧豪商　磯部家

灯籠堂

室積港は天然の良港。旧海軍の要塞地域でもあった。

みたらい公園の句碑

「わがままな旅の雨にぬれてゆく」山頭火

郷土館入口の句碑

「つたうてきて電線の露のぽとりぽとり」山頭火

室積の町並み

専光寺（左）付近。

専光寺

長州藩や幕府役人などの接待所に使われた寺。

海商館

室積警察署跡

「警察署の木の実のうれてくる」山頭火

ささ乃や

宝積御番所跡

対面の松

性空上人が普賢菩薩に対面した場所という。

旧豪商跡

元外相松岡洋右（1940年外相）の生家。
豪商の家に生まれ、13歳で渡米、外交官となる。