山陰道 七日目の街道歩き旅
[浜田~下府~都野津編]
浜田~下府~都野津(島根県)の位置
島村抱月の碑
浜田城址に島倉抱月(1871~1918)の碑が建つ。
「日本新劇の父」であるが、若い頃、浜田裁判所で給仕をしながら苦学後、上京した
木口小平像
木口小平は、日清戦争で、敵弾を受けてもラッパを放さなかったという。
岡山県の出身で、浜田歩兵連隊に所属していた
司馬遼太郎の碑
司馬遼太郎の「浜田藩追懐の碑」が建つ。
司馬は長州征伐の石州口の戦いを取材のため浜田を訪れている。
これは、1972年「花神」(大村益次郎の波乱の生涯を描く)として結実した
浜田県
浜田は、石見地方の中心都市。
明治の廃藩置県の時には、一時、浜田県が誕生している(1871~76)
浜田県庁の門
移築された浜田県庁の門。ここから本丸跡まで石段が続く
天険の城
この浜田城は天険の城だった。
北は日本海、東西は川に囲まれた丘陵の上に建つ
浜田城址を下る
浜田城址を下り、対岸の松原湾岸に向かう
リアス式海岸
浜田はリアス式海岸の良港で、漁港・商港として栄えた
海の男
松原海湾岸には、「海の男」会津屋八右衛門(1836年処刑)の海外雄飛を称える頌徳碑が建つ。 この碑は八右衛門の百年忌を記念して、松原町自治協会により建立されたもの(1935年)左奥は浜田城址。
からくり時計
JR浜田駅前のモニュメント
伊甘神社
JR下府駅の北にある古社。
石見国府趾
石見国府跡と伝わる
「御所の池」
伊甘の池ともいう
大木
ムクノキ
千畳苑
この国民宿舎は国府海水浴場に面している
畳ヶ浦への道
隧道入口へ50m
展望図
「天然の博物館」とある
石見畳ヶ浦
石見畳ヶ浦は、国の天然記念物になっている。
奥に見えるのは猫島という奇岩
ノジュール
団塊と訳される腰掛け状の岩(ノジュール)
地震によって岩盤が隆起した際に発生したものらしい
隆起海岸
石見畳ヶ浦は、明治5年(1872)の推定M7の浜田地震でできたとも言われる隆起海床だ。
馬の背
ノジュール列の背後には、海岸にあった岩礁が地震によって顔を覗かせた「馬の背」が見える
金蔵寺
石見畳ヶ浦から1kmほど東にある金蔵寺
境内が石見国分寺跡
石見国分寺跡碑
石見国分寺跡の碑と説明板
柿本神社
都野津(江津市)の柿本神社にやって来た。
柿本人麻呂(7~8C)は石見の国に赴任した時、妻帯している。
依羅娘子(よさみのおとめ)
その女性の名は依羅娘子。由緒ある家柄の娘らしい。
人麻呂は国府(JR下府駅付近)からここ都野津まで遠い道を通ったのである(約13km)
石見相聞歌
境内には石見相聞歌の碑が建つ。
「石見のや高角山の木の間より わが振る袖を 妹は見つらむか」
石州瓦
都野津は窯業がさかん。良質陶土を利用した「石州瓦」発祥の地だ
都野津会館付近
旧役場の都野津会館(左)付近の町並み。やはり赤瓦が目をひく
都野津
都野津の風情のある町並み
山陰道歩きコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
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山陰道(山陰街道) | ||
1 | 小郡~湯田温泉~山口市 | 井上公園、香山公園 |
2 | 徳佐~野坂峠~中座 | 中座の石畳 |
3 | 津和野 | 乙女峠、殿町通り |
4 | 鷺舞 | 子鷺踊り、鷺舞 |
5 | 増田~石見津田 | 扇原関門跡、峠山道、鹿田峠 |
6 | 鎌手峠越え | 鎌手峠 |
7 | 浜田~下府~都野津 | 浜田城公園、岩見畳ヶ浦 |
8 | 出雲~平田~玉造温泉 | 出雲大社、阿国の道、平田本陣記念館 |
9 | 松江~揖屋 | 松江城、塩見縄手 |
10 | 荒島~安来 | 安来一里塚 |
11 | 美保関 | 青石畳通り、青柴垣神事 |
12 | 境港~米子 | 水木しげるロード、加茂川畔 |
13 | 所子の散策 | 美甘家、門脇家 |
14 | 由良の散策 | 由良台場跡 |
15 | 倉吉~三朝温泉~鹿野 | 白壁土蔵群、三沸寺 |
16 | 鳥取市内 | 仁風閣、鳥取城跡 |
17 | 鳥取砂丘~駟馳山峠 | 砂丘の歌碑、駟馳山峠 |
18 | 岩井温泉~蒲生峠~村岡 | 蒲生峠、泰雲寺、湯村温泉 |
19 | 出石の散策 | 町並み、辰鼓楼 |
20 | 城崎の散策 | 文芸館、外湯巡り |
21 | 夜久野の散策 | 東経135℃の碑 |
22 | 福知山の散策 | 治水記念館、福知山城 |
23 | 三和~細野峠~瑞穂 | 兎原の町並み、細野峠 |
24 | 桧山~須知 | 須知の町並み |
25 | 園部~亀岡 | 園部の町並み |
26 | 老ノ坂峠~樫原~京都 | 角屋、祇園木屋町、ねねの道 |
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