中山道 十八日目の街道歩き旅 [茂田井宿~望月宿編]
茂田井宿は長野県の佐久市と北佐久郡立科町にまたがる宿場町。望月宿と芦田宿の間の宿であった。茂田井宿は中山道の宿場町の風情を良く残している。
茂田井宿~望月宿


茂田井宿
茂田井宿にやって来た。芦田~望月間の「間の宿」である。坂道を下っていく。(石割坂)。

高礼場跡
ここは茂田井の高礼場跡。

茂田井宿
美しく風情のある町並みが続く。

茂田井宿
国道から離れているので、車もほとんど通らず、ゆっくりと散策できるのが嬉しい。

酒屋
茂田井は良質米の産地として知られ造り酒屋(蔵元)が武重本家酒造と大澤酒造の2軒ある。

高礼場
この辺りが高礼場だった(中央左に説明板)。

大沢酒造
酒屋のシンボル、杉玉がぶらさげてある大沢酒造の門。

しなの山林美術館
大沢酒造内の「しなの山林美術館」(右)
左は民俗資料館。いずれも酒蔵を改装したもの。

茂田井
白壁の酒蔵が連なる。茂田井宿の町並み。

茂田宿井
酒好きだった若山牧水も、この茂田井にぞっこんほれ込んだ。

武重本家酒造
ここも造り酒屋の武重本家酒造。

牧水の歌碑
ここにも牧水の歌碑が建つ(武重本家の正面。)
「しらたまの歯にしみとほる秋の夜の酒はしづかに飲むべかりけり」(右)の歌はこの茂田井で詠まれたもの。他の2首も酒の歌である。

望月宿
望月宿にやって来た。江戸から26番目の宿。
左の脇本陣鷹野家には往時の面影が残る。

本陣跡
本陣跡地には風情ある歴史民俗資料館がある。

望月宿
この望月宿の注目点の一つは、店や家々の看板だ。プロの書道家たちによる看板が目をひく。ここは「さなや」。

山城屋
右に山城屋、左に井出野屋。いずれも江戸時代から続く旅籠である。

島田屋
望月宿はここまで。旅館・島田屋(正面)の角を街道は左折する。

瓜生坂
いかにも古道らしい雰囲気が漂う瓜生坂。左は百万遍仏塔。
中山道歩きルートプラン
中山道歩きのコース | 見どころ、ハイライトなど | |
---|---|---|
中山道 | ||
1 | 栗東宿~武佐宿~鳥居本宿 | 武佐宿、五個荘の町並み、高宮宿 |
2-1 | 摺針峠~番場宿 | 番場宿 |
2-2 | 番場宿~醒井宿 | 番場宿 |
2-3 | 醒井宿~柏原宿 | 醒井宿 |
2-4 | 柏原宿~今須宿~関ヶ原宿 | 今須宿 |
2-5 | 関ヶ原宿~垂井宿 | 関ヶ原宿、垂井一里塚、垂井宿 |
2-6 | 垂井宿~赤坂宿 | 外部サイト 青墓 |
2-7 | 赤坂宿~呂久の渡し | 赤坂宿、呂久の渡し |
3 | 美江寺宿~太田宿~平岩(~細久手宿) | うとう峠、太田宿、謡坂 |
4 | 細久手宿~大井宿~落合宿 | 琵琶峠、十三峠 |
5 | 新茶屋~馬籠宿 | 藤村記念館、清水屋資料館、展望台 |
6 | 馬籠峠~妻籠入口 | 一石栃白木改め番所跡、大道標 |
7 | 妻籠宿の散策 | 光徳寺、奥谷郷土館 |
8 | 文化文政風俗絵巻の行列 | 様々な旅人や花嫁の姿 |
9 | 三留野宿~須原宿 | 桃介橋、与川道、定勝寺 |
10 | 上松宿~福島宿 | 臨川寺、寝覚の床、木曽の桟 |
11 | 原野~宮ノ越宿、薮原宿 | 義仲館、徳音寺、宮川資料館 |
12 | 鳥居峠越え | 丸山公園、御嶽山遥拝所 |
13 | 奈良井宿の散策 | 中村邸、上問屋史料館 |
14 | 平沢~桜沢 | 贄川関所、桜沢茶屋本陣 |
15 | 和田峠越え | 和田古峠、御嶽山の展望 |
16 | 和田宿~長久保宿 | 和田宿本陣、河内屋 |
17 | 笠取峠~芦田宿 | 松並木公園 |
18 | 茂田井宿~望月宿 | 茂田井の町並み、大沢酒造、望月宿の屋号看板 |
19 | 八幡~軽井沢宿~碓氷峠 | 軽井沢、碓氷峠 |
20 | 坂本~安中~本庄 | 五料茶屋、杉並木、武家屋敷 |
21 | 深谷宿~蕨宿~江戸 | 深谷宿、氷川神社、蕨宿 |
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