中山道 十三日目の街道歩き旅 [奈良井散策編]

奈良井散策

中山道 奈良井散策の地図 木曽の大橋

木曽の大橋

R19号沿いの「道の駅」奈良井「木曽の大橋」。

総ひのき造りの美しい太鼓橋が奈良井川にかかる。

宮の沢水場

宮の沢水場

木曽路11宿中、「奈良井千軒」といわれ最も栄えた、この宿は見所が多い。南口からじっくり散策してみよう。中央は宮の沢水場。

水場

水場

左から水場、庚申塔、そして復元された高礼場。

竹仙堂

竹仙堂

出梁造りと千本格子の家並が続く。ここは民芸会館の向かいにある「竹仙堂」。

才田屋漆器店

才田屋漆器店

その隣りは才田屋漆器店。

中村邸

中村邸

左が中村邸、もと櫛問屋である。薮原の「お六櫛」と違って、奈良井の塗櫛は目をみはる程の華麗な工芸品だった。

中村邸

中村邸

この中村邸には、しとみ戸(中央)、よろい庇(上)と猿頭(板を押さえたもの)が、きれいな形で残っている。

奈良井宿

奈良井宿

奈良井宿は奥へと細長く続く。

上問屋史料館

上問屋史料館

上問屋史料館。

かつて宿場の荷物を管理し人足、伝馬を手配した。時に庄屋も兼務したという。

伊勢屋旅館

伊勢屋旅館

脇本陣の雰囲気たっぷりの伊勢屋旅館。
 

越後屋旅館

越後屋旅館

古い様式を残す越後屋旅館。江戸時代から続く旅籠である。

松坂屋

松坂屋

手作りの塗櫛を売る松坂屋。上にクシの看板。

徳利屋

徳利屋

もと脇本陣、今は郷土館兼食事処の徳利屋。かつては島崎藤村、泉鏡花、正岡子規、坪内逍遥らも宿泊した。

枡形

枡形

奈良井宿は約1㎞の南北に細長い宿場だ。その中ほどに枡形(鍵の手)がある。

杉の森酒造

杉の森酒造

杉の森酒造。

暖簾には「創業寛政5年」とある。ということは江戸時代の中頃の創業。

越後屋食堂

越後屋食堂

越後屋食堂、民芸品や「おやき」なども売る。

松屋茶房

松屋茶房

情緒のある町並みが続く。

道標

湯筒屋

ここにも漆器店(右湯筒屋)。江戸時代には奈良井の漆器作りは有名だったが、今は平沢が盛んである。

鞍部

鞍部

奈良井宿をふり返る。

中央はJR奈良井駅、越えてきた鳥居峠は中央奥の鞍部。

中山道歩きルートプラン

  中山道歩きのコース 見どころ、ハイライトなど
中山道
1 栗東宿~武佐宿~鳥居本宿 武佐宿、五個荘の町並み、高宮宿
2-1 摺針峠~番場宿 番場宿
2-2 番場宿~醒井宿 番場宿
2-3 醒井宿~柏原宿 醒井宿
2-4 柏原宿~今須宿~関ヶ原宿 今須宿
2-5 関ヶ原宿~垂井宿 関ヶ原宿、垂井一里塚、垂井宿
2-6 垂井宿~赤坂宿 外部サイト 青墓
2-7 赤坂宿~呂久の渡し 赤坂宿、呂久の渡し
3 美江寺宿~太田宿~平岩(~細久手宿) うとう峠、太田宿、謡坂
4 細久手宿~大井宿~落合宿 琵琶峠、十三峠
5 新茶屋~馬籠宿 藤村記念館、清水屋資料館、展望台
6 馬籠峠~妻籠入口 一石栃白木改め番所跡、大道標
7 妻籠宿の散策 光徳寺、奥谷郷土館
8 文化文政風俗絵巻の行列 様々な旅人や花嫁の姿
9 三留野宿~須原宿 桃介橋、与川道、定勝寺
10 上松宿~福島宿 臨川寺、寝覚の床、木曽の桟
11 原野~宮ノ越宿、薮原宿 義仲館、徳音寺、宮川資料館
12 鳥居峠越え 丸山公園、御嶽山遥拝所
13 奈良井宿の散策 中村邸、上問屋史料館
14 平沢~桜沢 贄川関所、桜沢茶屋本陣
15 和田峠越え 和田古峠、御嶽山の展望
16 和田宿~長久保宿 和田宿本陣、河内屋
17 笠取峠~芦田宿 松並木公園
18 茂田井宿~望月宿 茂田井の町並み、大沢酒造、望月宿の屋号看板
19 八幡~軽井沢宿~碓氷峠 軽井沢、碓氷峠
20 坂本~安中~本庄 五料茶屋、杉並木、武家屋敷
21 深谷宿~蕨宿~江戸 深谷宿、氷川神社、蕨宿