北陸道 九日目の街道歩き旅 [大聖寺~小松~安宅編]
大聖寺~加賀温泉駅周辺
大聖寺藩関所跡碑
大聖寺[だいしょうじ]関町に建つ大聖寺藩関所跡碑。
全昌寺
松尾芭蕉が宿泊した全昌寺(写真右)。
実性院
こちらは曹洞宗の名刹、実性院。
大聖寺藩主の菩提寺である
時鐘堂
高札場跡の時鐘堂(写真左)。すぐ近くには日本百名山で有名な深田久弥の生家がある。
古い町並み
大聖寺の古い町並み。
加賀温泉駅周辺~七曲街道跡碑
敷地一里塚跡
敷地一里塚跡。
動橋宿
動橋[いぶりばし]宿の町並み。
道路元標
動橋東に建つ道路元標(写真左)。
ぐず焼きまつり
8月27日の夜には、振橋神社のぐず焼きまつりがある。昔、村人を苦しめていたという巨大魚ぐずを若者が町中を練り回し、神社で焼き払う。長さ約10m。
七曲り街道跡碑
街道沿いに建つ七曲り街道跡碑。
歌碑も兼ねる。「蟻よりも小さく見えていく人を眺め巡らす七曲かな」。
月津~串茶屋一里塚跡
明治天皇碑
月津宿にやって来た。
興宗寺の前には明治天皇碑(写真中央)が建つ。
月津一里塚跡付近
月津一里塚跡付近の町並み。
串茶屋一里塚跡
串茶屋一里塚跡(写真右)付近の景観。
小松~安宅の関
多太神社
松尾芭蕉(写真右)が訪れた小松の多太[ただ]神社にやって来た。
合戦の前に源義仲が戦勝を祈願した所でもある。
芭蕉の句碑
芭蕉の句碑(写真右)が建つ。「むざんやな かぶとの下のきりぎりす」。
義仲が、戦死した斉藤実盛の兜を奉納した故事にちなむ。
斉藤実盛像
実はこの実盛(写真右)は義仲幼少期の大恩人。それで情をかけられるまいと白髪を黒く染め戦っていた!首実検をした義仲は恩人の首級を抱いて悲嘆にくれたという。
松尾神社
境内にある松尾神社(写真中央)の脇には、前述の芭蕉句の初案が紹介されている。
「あなむざん兜の下のきりぎりす」
小松宿本陣跡
小松宿本陣跡(写真中央)付近の景観。
小松
少し面影が残る小松の町並み。
絵本館ホール19番館
京町北の絵本館ホール19番館。
幼児用図書館の分館である。
安宅の関
歌舞伎勧進帳の名舞台安宅[あかた]の関にやって来た。
銅像
勧進帳で名高い安宅の関には右から富樫、弁慶、義経の銅像が建つ。
安宅住吉神社
安宅住吉神社の前には弁慶の像が建つ。
どんどん祭
源義経、弁慶ら一行のイメージ(小松市どんどん祭)。
安宅の関跡
安宅の関跡は海を見渡す松林の中にある。
かつて安宅は交通の要所として榮え、今でも古い町並みが残る。
与謝野晶子の歌碑
近くには安宅住吉神社に参詣(1933)した与謝野晶子の歌碑が建つ。
「松たてる安宅の沙丘その中に清きは文治三年の関」
北陸道歩きのコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
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