北陸道 三日目の街道歩き旅 [敦賀散策編]
長岡~宮内
キャラクターのモニュメント
敦賀にやって来た。駅の近くには松本零士作品に登場するキャラクターのモニュメントが観光客を迎えてくれる。銀河鉄道999や宇宙戦艦ヤマトなど。
敦賀城中門
敦賀城中門。
氣比神宮
氣比[けひ]神宮にやって来た。高さ11mの大鳥居は日本三大木造鳥居の一つ(他に奈良の春日大社、広島の巌島神社)。
松尾芭蕉像
境内には旅姿の松尾芭蕉像が建つ。像の下には
「月清し遊行のもてる砂の上」の句が刻まれている。
出雲屋跡碑
市立博物館の近くに建つ出雲屋跡碑。
1689年8月に芭蕉が逗留した。
金ヶ崎城址
新田義貞が足利軍と、また豊臣秀吉らが浅井、朝倉軍と戦った古戦場・金ヶ崎城址。
金崎宮
ここ金崎宮は4月に花換えまつりという風流な桜まつりがある。「難関突破と恋の宮」のフレイズが印象的。
記念モニュメント
敦賀港には開港100周年の記念モニュメントが建つ。
古くから天然の良港として栄えた敦賀は、外国の貿易港に指定(1899)され、日本海側の主要な国際港湾都市として発展した。
石油貯蔵庫
港の東側にはモダンな赤レンガ倉庫が2棟並び立つ。
1905年建の石油貯蔵庫。
旧敦賀港駅舎
復元された旧敦賀港駅舎。かつて東京からの直通列車が、この駅まで運転され欧亜国際連絡列車の到着駅として機能した。
ウラジオストックへは海路で42時間。東京からヨーロッパ各都市への所要日数は約10~15日に短縮された。
気比の松原
名勝気比の松原は日本3大松原の一つ。
他には三保の松原(清水市)、虹の松原(唐津市)。
詩碑
この松原を訪れた勝海舟が明治天皇の巡幸を回想して詠んだ詩碑が建つ。
武田耕雲斎の像
松原神社にやって来た。
ここには、水戸天狗党の総大将、武田耕雲斎(1805~65)の像が建つ。
武田耕雲斎等の墓
そして武田耕雲斎(武田伊賀守)以下353名の墓地でもある。これは過酷極まりない大量処刑だった。
水戸天狗党ウォーク完歩記念碑
大きな水戸烈士追悼碑の近くに建つ水戸天狗党ウォーク完歩記念碑に興味津々。38日間で1,100km完歩とは!
その健脚ぶりと気概に敬意を表したい。
ニシン倉
降参した水戸天狗党823名が閉じ込められたニシン倉という名の監獄。
今は資料室になっている。
藤田小四郎像
[参考資料]
筑波山神社に立つ藤田小四郎像。
当時22才という天狗党の若き副将。
歌碑
[参考資料]
清内路[せいないじ](長野県南西部)に建つ天狗党を偲ぶ歌碑。
維新の碑
[参考資料]
下仁田(群馬県)の山際公園に建つ維新の碑。
下仁田戦争は天狗党の大勝に終わった。
総参まつり
総参[そうのまいり]まつり。氣比神宮の祭で、神功皇后の故事によるとも、太陽神 氣比大神が年に一度、陰神 常宮の姫神を妻どいされるのだとも伝わる(1976年7月撮影)。
お田植祭
これも氣比神宮の祭でお田植祭。
田には入らず苗は境内に並べるだけ(1986年6月)。
綱引き
敦賀西町の綱引きは400年以上も続く伝統行事。
えびす(写真左)大黒の面(写真右)をかぶり古式ゆかしい装束の2人が町内を一巡した後、大綱を引き合う。
北陸道歩きのコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
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北陸道 | ||
1 | 米原~朝妻~長浜 | 長浜黒壁スクェア、鍋冠祭 |
2 | 木之本~柳ヶ瀬~栃の木峠 | 木之本 |
3 | 敦賀の散策 | 気比の松原、金ヶ崎城址など |
4 | 新保~木ノ芽峠~二ツ屋 | 木ノ芽峠 |
5 | 山中峠~上新道~板取 | 板取宿 |
6 | 今庄~湯尾峠~脇本 | 今庄宿、湯尾峠 |
7 | 武生~浅水~福井 | 西山公園、養浩館 |
8 | 森田~細呂木峠~橘 | 細呂木峠 |
9 | 大聖寺~小松~安宅 | 大聖寺、安宅の関 |
10 | 寺井~野々市~金沢 | 東茶屋街、長町武家屋敷 |
11 | 津幡~倶利伽羅峠 | 倶利伽羅峠 |
12 | 石動~福岡~高岡 | 高岡の金屋町、木舟町など |
13 | 小杉~下村 | 稚児舞 |
14 | 岩瀬~水橋~滑川 | 岩瀬 |
15 | 魚津~入善~宮崎 | ヒスイ海岸 |
16 | 市振~親不知~糸魚川 | 親不知コミュニティロード |
17 | 長浜~直江津~高田 | 春日山城址、高田城周辺 |
18 | 潟町~青海川~柏崎 | 福浦八景 |
19 | 出雲崎の散策 | 夕日の丘公園など |
20 | 弥彦~岩室、新潟の散策 | 弥彦神社、新潟歴史博物館など |
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