北陸道 六日目の街道歩き旅 [今庄~湯尾峠~脇本編]
今庄~湯尾
文政の道しるべ
今庄は前述の三つの峠道(山中峠、木ノ芽峠、栃の木峠)が連結する交通の要所。ここに「文政の道しるべ」が建つ。
文政の道しるべ
「右、京、つるが、己可佐(わかさ)」「左、いせ、江戸」とある。要するに、右が木ノ芽峠越えの道である。
今庄宿脇本陣跡
今庄宿脇本陣跡(写真右)。
今庄宿本陣跡
今庄宿本陣跡。
中央に明治天皇碑が建つ。
1878年10月8日、ここに宿泊された。
今庄の町並み
今庄の町並み。
右は京藤家、左は地酒鳴り瓢の看板をかかげる造り酒屋。
御札場跡
御札場跡(写真左)。
この旧西尾家は藩札と金銀を両替していた。
中部北陸自然歩道
ここが湯尾[ゆのお]峠登り口。
中部北陸自然歩道のコースでもある。
湯尾峠
湯尾峠の標高は約200m。
前述の今庄と湯尾を結ぶ要所だった。
湯尾峠
頂上は明るくて広いので、ゆっくり休憩できる。
かつて頂上には4軒の茶屋があったという。
松尾芭蕉の句碑
松尾芭蕉の句碑(写真右)が建つ。「月に名をつつ兼ねてやいもの神」。
月の光(芋名月)が疫病神(いもの神)の正体を照らし出してしまったの意らしい。
湯尾峠
当時、この湯尾峠には疱瘡(天然痘)の神のお守りを売る茶店があったという。
湯尾峠
湯尾峠を下る。
湯尾峠
湯尾峠、北側の入り口に下りてきた。
明治天皇碑
湯尾宿にやってきた。明治天皇碑(写真左)が建つ。
湯尾宿
湯尾宿の町並み。
湯尾宿高札場跡
湯尾宿高札場跡(写真右)。
鯖波~脇本
山沿いの道
山沿いの道を北上する。
鯖波トンネル
通ってきた鯖波トンネルを振り返る。中央に明治天皇御膳水碑。
鯖波宿本陣付近
鯖波宿本陣付近の景観。
明治天皇碑
この歩き旅コースとは逆に、明治天皇は福井から今庄に向かわれた。
関ヶ鼻
関ヶ鼻は武生への要所で関所が設けられていた。
鶯の関
歌枕の鶯[うぐいす]の関。ここを通る旅人はウグイスの鳴く美声に誰もが足を止めたという。
脇本の町並み
南条町脇本の町並み。
脇本の町並み
脇本の古い町並み。
脇本
ここ脇本には明治天皇碑が建つ。
北陸道歩きのコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
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4 | 新保~木ノ芽峠~二ツ屋 | 木ノ芽峠 |
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