仙台・松前道 十日目の街道歩き旅 [浅水~五戸~野辺地編]
高山峠~五戸
高山峠
高山峠を下り、これから浅水宿へ向かう。
水無坂
水無坂にはあずま屋が建つ。
水梨清水
街道沿いに、わき出る水梨清水(写真左端)。
名残の松
並木の名残の松(写真左)が1本残る。
浅水の集落
前述の高山峠から4.5km地点。まもなく浅水の集落に入る。ここまで全く人に会わなかった。
街道碑
浅水宿には街道碑と歴史の道・奥州街道の説明板が建つ。
五戸
江渡家住宅
国の重要文化財の江渡[えと]家住宅。豪農でありながら在郷武士も務めた。
江渡家住宅
江戸後期(天明年間)の建築だが、何と今も現役の民家である。
旅館さ・くら屋
一泊お世話になった五戸の旅館さ・くら屋。
街道沿いに近いので有難い。
五戸町消防団第一分団屯所
五戸町消防団第一分団屯所(青森県文化財)。
伝法寺~土手山神社
大ケヤキ
街道沿いに、そびえる土手山神社の大ケヤキ(写真右)。
洞内~七戸
街道碑
十和田市洞内付近の街道沿いに「奥州街道」碑が建つ。碑の右側には「至蝦夷松前只今測量中ニ付候」とある
砂土路川付近
十和田市北端、砂土路川付近の景観。
七戸町に向かってR4号が一直線に延びている。
黒松並木
北野地区には見事な黒松並木が続く。
奥州街道の碑
嬉しいことに奥州街道の碑(写真左)が建つ。。
池ノ平一里塚
七戸町との境界近くの池ノ平一里塚(写真左に説明板)。
七戸宿
この七戸橋を渡ると七戸宿[しちのへ]の中心部に入る。旧城下町で軍馬の産地だった。なるほど橋の親柱上部には馬のデザインがある。
青岩寺
街道筋にある七戸の古刹、青岩寺。
奥州街道の追分石
境内には奥州街道の追分石が保存してある。
「右ハもりおかミち、左ハ在郷ミち」(1795建)。かつては青岩寺の前に建っていたものだ。
道の駅「しちのへ」
道の駅「しちのへ」で休憩した。やはり七戸のセールスポイントは馬だ。奥州の馬はスピードとスタミナが抜群だった。
七戸~柳平
柳平~野辺地
野辺地駅
南部藩唯一の商港だった野辺地[のへじ]にやって来た。ここは港ではなく野辺地駅。2010.12月からJR東北本線から青い森鉄道に移管した。
歴史民俗資料館
野辺地駅から北へ1kmほどの所にある歴史民俗資料館が野辺地代官所跡。
常夜灯
昔日の繁栄を偲ばせる常夜灯。夜には灯をともし沖合から千石船の目印となった。大阪、北海道との連絡港で当時は豪商の問屋が軒を連ねたという。
野辺地
多くの歩き旅の先達が、この野辺地を訪れている。最上徳内、菅江真澄、伊能忠敬、吉田松陰、頼三樹三郎など枚挙にいとまがない。石川啄木も母の故郷を何度か訪ねた。
「潮かをる北の浜辺の砂山のかの浜なすよ今年も咲けるや」と詠んでいる。
野辺地港
江戸時代には秋田県尾去沢鉱山(鹿角市)の銅が搬出された港だった。それは花輪、田子、三戸等を経由する「銅の道」の終点でもあった。
遠見番所跡碑
常夜灯公園の近くには遠見番所跡碑(写真左)が建つ。
外国船にも目を光らせていた施設である。
仙台・松前道歩きコース
コース | ハイライト・見所 | |
---|---|---|
松前道 | ||
1 | 鏡石~須賀川~郡山 | 須賀川ー里塚 |
2 | 二本松~福島~飯坂 | 霞ヶ城公園 |
3 | 桑折~国見峠~貝田 | 旧伊達郡役所、国見峠長坂跡 |
4 | 白石~船岡から槻木 | 船岡城址公園 |
5 | 岩沼~名取~仙台 | 二木の松、青葉城 |
6 | 高清水~筑館~金成 | 旧奥州街道跡(高清水) |
7 | 有壁~一関~平泉 | 旧有壁宿本陣、中尊寺 |
8 | 水沢~金ヶ崎~盛岡 | 金ヶ崎(重伝建)、旧盛岡銀行 |
9 | 渋民、一戸~高山峠 | 浪打峠、高山峠 |
10 | 浅水~五戸~野辺地 | 江渡家住宅、常夜灯公園 |
11 | 浅虫~青森~油川 | 三内丸山遺跡 |
12 | 青森ねぶた祭 | 大型ねぶたの運行 |
13 | 蟹田~平館 | 松並木、平館灯台 |
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