仙台・松前道　四日目の街道歩き旅　[白石～船岡から槻木編]

壽丸屋敷

白石にやって来た。ここは「壽丸屋敷」という明治中期の豪商の町屋建築。現在はイベント会場などに使用される。

蔵王酒造展示館

蔵王酒造展示館は酒器等の展示などをしている。期間限定で酒造見学も可能である。

武家屋敷通り

白石城の北側にある武家屋敷通り。

片倉家中武家屋敷

片倉家中武家屋敷。

白石城

120年ぶりに復元した白石城(1995)。木造建築による完全復元天守は白河小峰城・掛川城に次ぐ。

白石城

仙台藩の重臣であり伊達家随一の名参謀片倉小十郎景綱(写真左に頌徳碑)が居城したところ。以来10代約260年にわたり片倉氏が居城した。

谷風の像

片倉小十郎のお抱え力士谷風の像(写真右)が建つ。4代目横綱で「谷風のあとに谷風なし」といわれた超大型力士だ。

白石城石垣

1868年には、この白石城で奥州越列藩同盟(31藩)が成立し、政府軍と交戦したが、結局敗北した[戊辰戦争]。

船岡城址公園

白石城から約14km北東にある船岡城址公園にやって来た。

桜まつり

桜まつり開催中だったが、あいにくの雨天。しかも冷たい雨で観光客が少ない。

船岡城址公園

船岡城址公園。

樅の木

冷たい雨にもめげずやって来たのは訳がある。頂上に高くそびえる樅[もみ]の木が見たかったのだ。

樅の木

山本周五郎の小説「樅の木は残った」の題名のヒントになった樅の木である。これはＮHKの大河ドラマ(1970)で原田甲斐が主役を演じた。

一目千本桜

例年4月中旬は白石川(写真中央)の河畔に「一目千本桜」が咲き乱れるのだが、ここへ来るのが少し早かったようだ。

槻木

奥州街道の宿場槻木[つきのき]の町並み。

逢隈旅館

逢隈旅館(写真中央)は江戸時代から続く老舗の旅籠茶屋。うなぎ料理が有名。

明治天皇碑

旅館の中庭には明治天皇碑がひっそりと建つ。

貞山堀運河

寄り道をして歴史の道に選定されている貞山堀運河にやって来た。貞山とは伊達正宗の追号である。中央奥は仙台空港。

貞山堀運河

この運河は全長49km。約290年の歳月を費やして完成したものである。

貞山堀運河

江戸時代には米の輸送に利用したが、現在はボートの練習(写真左)や釣り場などで親しまれている。