和歌山街道 四日目の街道歩き旅 [六田~鷲家編]
六田~龍門


世尊寺
大淀町にやって来た。先ず世尊寺に寄り道をする。聖徳太子創建の四大寺の一つされる比曽寺跡にあたる(四大寺は、ほかに四天王寺、法隆寺、法興寺)。

柳の渡し
吉野川(写真中央奥)には5つの渡しがあったという。その一つが柳の渡し。

常夜灯の前に建つ道標
「左いせ」「右よしの」とある。

大淀町増口
増口の町並み。

上市の本通り
沢井寺付近の街道。一見、城壁かと思わせる。

大和上市の町並み
伊勢や高野詣りの拠点として発展した宿場町。

大和上市の町並み
「猩々」(写真中央に看板)は北村酒造(1788年創業)の銘酒。

龍門の町並み
いかにも古道らしく微妙にカーブしている。中央は「龍門文庫」と呼ばれる旧家。

龍門小学校
龍門小付近に建つ道標(写真左)・「右いせ道」「左たうのみね(多武峰)はせ(初瀬)みち」

吉野山口神社
街道沿いに鎮座する古社。山の神、降雨・止水を司る神として信仰されている

徳川吉宗の寄進
この神社には吉宗が寄進した灯籠が現存する(拝殿前に2基)。
三茶屋~鷲家


三茶屋の道標(左)
三茶屋[みつちゃや]。
「右いせ道」とある。ここは、昔三軒の茶屋があり紀州の殿様の昼食地だったようだ。

小名峠への関門
番所ならぬ番犬が待ち構えていた。役目柄よく吠える。

峠道
かつての参勤交代路も今は無気味な静けさが漂う。

小名峠
雰囲気のある峠ではあるが、峠の表示板はない。。

高見山
樹木の間から高見山(標高1,249m)が姿を見せた。ピラミダルな美しい山容だ。

峠を下る
峠を下ると鷲家という集落に入る。

天誅組遺跡
天誅組と藤堂藩の戦闘(1863年)があった所。

吉村寅(虎)太郎
[参考写真]天誅組の幹部。

鷲家
藤堂藩本陣跡碑と常夜灯(写真右)が建つ。紀州藩本陣跡でもある。藤堂藩は天誅組の鎮圧に出動した。

伊勢街道道標
「南、右いせ江戸みち、左はせ大坂」「西、右小川谷河上 左いせくまの道」とある。常夜灯は1828年建。高さ2m。

大正2年(1913)道標
近くには鷲家青年会により道標が建つ。「右、高見 伊勢、左 古市場 宇陀梼原道」

ニホンオオカミ像(右)
東吉野村役場の西には鷲家口で捕獲(1905年)されたニホンオオカミをモデルにした実物大のブロンズ像が建つ。
和歌山街道歩きコースプラン
和歌山街道のコース
和歌山街道歩きコース | ハイライト・見所 | |
---|---|---|
1 | 和歌山~岩出 | 和歌山城、四箇郷一里塚 |
2 | 岩出~橋本 | 名手宿、東家の町並み |
3 | 橋本~五篠 | 万葉の道、五篠の町並み |
4 | 六田~鷲家 | 大和上市の町並み、鷲家の本陣跡 |
5 | 杉谷~高見峠~七日市 | 高見峠、大定峠 |
6 | 赤桶~粥見~丹生 | 珍布[めずらし]峠、丹生大師 |
7 | 相可~田丸~小俣 | 相可の町並み、田丸城跡 |
8 | 河崎~伊勢神宮~二見浦 | 河崎の町並み、おかげ横丁 |
9 | 松阪の散策 | 鈴屋、御城番通り |
10 | [伊勢本街道ハイライト編] 榛原~多気~津留 |
石割峠、鞍取峠、飼坂峠 |
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