美濃路街道 ウォーキング

美濃路は宮宿(熱田)から垂井宿まで、東海道から中山道をつなぐ重要な脇街道だった。江戸時代の五街道と同じく幕府の支配下に置かれた。

美濃路街道の ウォーキング・ルート

東海道~【熱田】―【名古屋】―【清州(清須)】―【稲葉】―【萩原】―【起】―【墨俣】―【大垣】―【垂井】~中山道
以上七宿、全長57km

美濃路を散策するルートマップは、美濃路ルート上の各自治体が多く発行している。Googleでの検索でもその多くを見ることができるので、目的地に行く前に確認することをお勧めする。

美濃路について

美濃路の別名、吉例街道

美濃路は徳川家康関ヶ原の戦いのあとで凱旋したルート(1600年)にあたる。
以後、吉例街道と呼ばれ、江戸から京都間の往来に盛んに利用された。北陸や西国の大名行列(参勤交代)、朝鮮通信使、琉球使節や宇治の御茶壷の行列などに利用された。

美濃路は濃尾の大平野を縦断する道

美濃路は木曽、長良、揖斐の大河が横たわる平野を縦断する脇往還である。東海道の「七里の渡し」を使う海路より距離は2里余長いが、中山道を通る陸路の方が安定だたので、京や江戸への往来に利用する旅人は多かった。

美濃路街道ウォーキング&アドバイス

美濃路は胸躍る峠道や山道がなく、ひたすら平坦な道である。健脚派には物足りない位のウォーキングだ。JRあり名鉄(尾西線・竹鼻線)ありと、交通の便も良い。ただ、愛知・岐阜県境はやや不便。濃尾大橋(1.4km)も歩くしかないが、車道と分離している。ウォーキングとしては盛り上がりに欠けるので、周辺のスポットへの寄り道をお勧めしたい。

今回のウォーキングは、短距離であるにも拘わらず、一気呵成に歩いた訳ではない。移り気な性格のせいであろう。従って部分的に撮影時期が大きくズレる箇所がある。その点、街道の景観には大なり小なりの変化があることをご了承願いたい。

美濃路街道ウォーキング・コースプラン

美濃路街道地図
  美濃路歩きのルート 見どころ、ハイライトなど
美濃路
1 宮(熱田)~大須 熱田神宮、大須観音、大道町人祭
2 名古屋城周辺 名古屋城、白壁町、四間道
3 枇杷島~清洲 西枇杷島まつり、清洲城、清洲宿本陣
4 北市場~高木 稲葉宿町並み
5 国府宮の裸祭 大鏡餅奉納、儺追(なおい)神事
6 萩原宿~起宿 チンドン祭、冨田一里塚、起宿脇本陣跡(資料館) 起宿から萩原宿まではこちらにも掲載
7 羽島~墨俣~大垣 竹鼻の祭、一夜城跡、結神社 起宿から墨俣宿まではこちらにも掲載
8 大垣の散策 四季の道(水門川遊歩道)、奥の細道結びの地、大垣城
9 大垣祭り 11輌の山車巡行
10 大垣~垂井宿 久徳の一里塚、松並木、垂井の泉
11 垂井曳軕祭りと子供歌舞伎 垂井子供歌舞伎

美濃路、稲葉宿から萩原宿までのウォーキングの行程はこちらでも解説しています。