唐津街道 八日目の街道歩き旅
[「唐津くんち」、伊万里、平戸 編]

「唐津くんち」、伊万里、平戸(佐賀県・長崎県)の位置

地図

唐津神社

唐津くんちで有名な唐津神社にやって来た。 毎年11月2~4日、唐津の町は、祭り一色に染まる。
祭の最終日、中央の五番曳山(やま)「鯛」をはじめ、赤や金など極彩色に美しく化粧された曳山が、制作年代順に計14台、神社前に勢ぞろいする。

	唐津神社

赤獅子、青獅子

左が一番曳山の赤獅子、右は二番の青獅子。

	曳山の勢ぞろい

三番曳山

青獅子の隣は三番曳山の「亀と浦島太郎」(右)。
昔話に登場する日本人にとって馴染み深いキャラクターである

	三番曳山

四番曳山「九郎判官源義経の兜」

源義経の兜。このほかにも武田信玄、上杉謙信ら、英雄たちの巨大な兜も登場する

	四番曳山

ふるさと切手

五番曳山「鯛」は、人気の曳山で、郵便切手のデザインに登場した

	ふるさと切手

七番曳山「飛龍」

曳山は11月3日、唐津神社を9時30分に出発し、市内を威勢よく曳き回す。 江戸時代後期、唐津の町人石崎嘉兵衛が伊勢参りの帰途、京都の祇園祭の曳山を見て大いに感動。帰郷後、町の有志とともに曳山を奉納したことに由来する

	七番飛龍

八番曳山「金獅子」

祭は元来、旧暦9月末だったが、1968年から11月3日前後の3日間に変更された。1980年には国の重要無形民俗文化財に指定

	八番金獅子

巡幸

神社から西の浜御旅所(明神台)まで、旧城下町をまわる。
祭りの期間中、唐津っ子は、豪華な料理を作り、大判振る舞いをして客をもてなすという。年間所得の3ヵ月分を消費するので、俗に「三月倒(みつきだおれ)」という

	巡幸

祭りのハイライト

西の浜御旅所(明神台)へ、曳山が集合するための「曳き込み」「曳き出し」が祭りの見どころ。正午ごろ、威勢のいい若衆が力を出して砂浜へ曳山を曳き込む。曳き出しは、休憩後の午後3時頃。 祭り見物の観光客は26万人(2009年11月3日)。3日間だと50万人くらいか。ちなみに曳山一台の制作費は、現在のお金に換算すると、1億5000万円になるという。

	祭りのハイライト

【参考写真】観光タバコ(1978年)より

左は九番曳山「武田信玄の兜」。「まつら」とは松浦のことで、旧肥前国の旧郡名。今の佐賀県北西部、長崎県北部を占める

	【参考写真】観光タバコ(1978年)より

【参考写真】観光タバコ(1976年)より

宵山のイメージ。御旅所神幸前日(11月2日)の夜に行われる

	【参考写真】観光タバコ(1976年)より

伊万里

唐津から南西へ約25km離れた伊万里にやって来た。焼き物と祭りが有名だ。このトンテントン祭は、南北朝時代の故事にちなみ、楠木方と足利方の合戦を象徴したものと伝わる。(1987年10月24日撮影)

	伊万里

【参考写真】観光タバコより

この伊万里のトンテントン祭は伊萬里神社御神幸祭で、九州男児の心意気を示す勇壮な祭だ。トンテントンは、喧嘩の開始を合図する太鼓の音からきている。

	【参考写真】観光タバコより

【参考写真】観光タバコより

伊万里は、江戸時代、伊万里(有田)焼の積出港として繁栄した

	【参考写真】観光タバコより	 

【参考写真】観光タバコ(1984年)より

藩窯公園入口と鑑札

	【参考写真】観光タバコ(1984年)より

平戸城

いよいよ唐津街道の終着点 平戸にやって来た。この平戸城(右奥)は、唐津城と同様、岬の先端に築かれ、海上を見渡す位置にある。(1718年完成)

	平戸城

天然の良港

かつては遣唐使の船が寄港し、中世は南蛮貿易として栄えた。
左奥に見える橋は、平戸大橋。(1977年開通)

	天然の良港

オランダ商館跡

オランダ東インド会社の日本における出先機関(1609年設置)。
のち長崎出島に移された(1641年)

	オランダ商館跡

三浦按針の墓

1600年、豊後に漂着したイギリス人 ウィリアム・アダムス(1564~1620年)の日本名。家康に厚遇され、外交顧問となる。平戸市崎方公園(イギリス商館近く)に墓が建つ。右は妻の墓(夫婦塚)

	三浦按針の墓

平戸ザビエル記念聖堂

ザビエルが布教のため、平戸に来訪(1550年)した記念の聖堂。
白い小尖塔が天に向かうような印象を与える美しい教会だ。

	平戸ザビエル記念聖堂

【参考写真】観光タバコ(1973年)より

教会と隣り合わせに建つ平戸の寺院。手前は1592年創建の光明寺  

	【参考写真】観光タバコ(1973年)より

ザビエル記念聖堂敷地内

平戸殉教者顕彰慰霊碑と大きく手を広げたイエス・キリスト像が建つ

	ザビエル記念聖堂敷地内

教会敷地内

これはマリア像であろうか

	教会敷地内

常灯の鼻

灯台の役目をしていた石積みの高台。商館跡の北東にある

	常灯の鼻

オランダ井戸

オランダ商館で調理などに使用されていた飲料水用の井戸

	オランダ井戸

藩主松浦家屋敷

中世には倭寇の旗頭で海賊でもあった松浦党の根拠地。現、松浦資料博物館

	藩主松浦家屋敷

唐津街道歩きコース

コースプラン
  コース 見どころ、ハイライトなど
1戸畑~若松 若戸大橋、旧古河鉱業若松ビル
2赤間宿~原町 赤間の町並み、中村研一・琢二生家美術館
3畦町宿~青柳宿 太閤水、玄望峠、唐津街道道標
4香椎~箱崎~福岡 筥崎宮、福岡城
5大宰府 天満宮、都府楼跡
6筑前前原 古材の森、辰美商店
7虹の松原~唐津 虹の松原、唐津城、旧唐津銀行
8「唐津くんち」、伊万里、平戸 曳山の巡行、ザビエル教会(平戸)