善光寺街道 六日目の街道歩き旅 [西条~青柳~麻績編]
西条宿~青柳宿


西条の町並
JR篠ノ井線西条駅から約500m北上する。

民俗資料館
本城村は2005年に坂北村・坂井村と共に合併し今は筑北村。

町並み
宿場町の風情が若干残る。

西条宿
ここも間の宿だった。昔の面影がわずかに残る。

観音寺
馬頭観世音を本尊とする曹洞宗の寺。

馬の像
馬が飼われていた時代には毎年草競馬が盛大に行われていたという。

畜魂碑
「馬の寺」の境内に建つ畜魂碑。

本陣跡
観音寺の斜向いが旧茶屋本陣跡。

本陣の旧家
正式な本陣ではないが、武家などが泊った。

西条宿の碑
善光寺街道の宿場という確かな証明。以前、訪れた時には見なかった碑だ。

旧坂北村役場付近
山清酒蔵(写真左)辺りの街道景観。

分岐道標
街道沿いに差切[さぎり]峡(奇岩や滝のある自然公園)への分岐道標が建つ。
青柳宿~麻績宿


山間の小さな宿場
JR坂北駅から程近い青柳宿にやって来た。宿の長さは東西約600m、家数89軒だったという。

石垣を通る水路(写真右)
多くの家が石垣の上に建つ。水路は往時の生活用水の遺構。

本陣・青柳家
大きな黒門を構える青柳家は領主・青柳氏の子孫。左奥が青柳城跡。

切通しに向う
お目当ての切通しに向かう。右は説明板。

大切通し
1580年(天正8)に青柳頼長が開発した人工の道で迫力満点だ。岩の上(写真右)には多くの石仏が残る(百体
観音の名残)

小切通し
この切通しを抜けると3km程で麻績[おみ]宿に到る。

麻績宿
高麗からの帰化人が、この地に定着し麻を績ぐ技術を広めたことが地名の由来。

麻績の町並み
麻績は山沿いの一本道で裏町はない。

観月の里
この麻績から冠着山[かむりきやま](1,252m右奥)の月の眺めは絶美とのこと。

本陣跡
この瀬戸家は本陣を務めた旧家。今は白井氏宅で「よっといで麻績塾」の看板がかけてある。

旧旅籠・花屋
花屋(写真右)の前に句碑が建つ。

芭蕉句碑
右に「身にしみて大根からし秋の風」
左は「ひょろひょろとなほ露けしやをみなへし(女郎花)」

本陣中橋家
大屋根のついた門が往時の面影を残す。

大和屋
なまこ壁の民家は造り酒屋。

大きな民家
この後駅前の公園に寄り道をする。

聖高原駅前
若山牧水の歌碑が建つ。「山を見き君よ添い寝の夢のうちに寂しかりけり見も知らぬ山」

歌碑
菅江真澄も麻績を訪れている(1784年)。「しづはたや織りぬふわさのいとなきや、ここにをうみの里のわざとて」

句碑
松尾芭蕉の句碑も、この歌碑公園に建つ。「さざれ蟹足這いのぼる清水かな」
善光寺街道歩きコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
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善光寺街道 | ||
1 | 洗馬~郷原~村井 | 山城屋、郷福寺、短歌館 |
2 | 松本~岡田 | 松本中町通り、(松本城) |
3 | 刈谷原峠越え | 峠の石仏群、脇本陣 |
4 | 会田宿の散策 | 町並み、常夜灯、岩井堂 |
5 | 立峠~乱橋~中ノ峠 | 立峠の石畳、乱橋の旅籠跡 |
6 | 西条~青柳~麻績 | 観音寺、青柳の切通し、麻績宿 |
7 | 猿ヶ馬場峠越え | 弘法清水、聖湖 |
8 | 稲荷山~篠ノ井 | 稲荷山土蔵群、篠ノ井追分宿碑 |
9 | 篠ノ井~丹波島 | 原茶屋本陣跡、丹波島の町並 |
10 | 善光寺表参道 | 善光寺、景観重要建造物 |
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