東海道 十三日目の街道歩き旅 [三島~箱根西坂~箱根峠編]
沼津
沼津一里塚公園
玉砥石(写真中央)は古代に玉を磨くため用いた砥石と伝わる。
潮音寺
入口には「曽我物語」ゆかりの亀鶴姫の碑(写真中央やゝ右)が建つ。
長沢の松並木
涙の対面
源頼朝が黄瀬川の宿に陣した時、奥州からかけつけた弟義経と対面(1180)。その時、腰かけた二つの石が対面石として八幡神社境内に残る。
伏見一里塚
宝池寺門前にある一里塚。
清水町の常夜灯
常夜灯(1846建)の側面に「富士浅間宮」「秋葉大権現」とある。
千貫樋(中央奥)
小浜池の水を水源として、境川に樋を架け伊豆の水を駿河に引いた用水。
三島宿
蓮行寺
伊豆国分寺跡の後継寺院。
楽寿園
元、小松宮の別邸で今は市立公園。富士の雪どけ水が湧くことで知られる。
源兵衛橋(源兵衛川)
左奥に「時の鐘」が見える。1950年代まで朝夕6:00に時刻を知らせた。
三島大社
古くから人々の信仰を集めている伊豆一の宮。源頼朝は源氏再興を祈願しに何度も参詣し、ここで旗挙げをした(1180)。
愛宕坂
今井坂から、この愛宕坂の辺りで、かなり高度が上がる。
石畳
三島方面(写真左奥)をふり返る。
初音ヶ原の松並木
頼朝が箱根権現への参拝途中、この原でうぐいすの初音を聞いたと伝わる。
錦田一里塚
街道の両側に旧態を残し、良好に保存されている。
「箱根路」の石碑
この巨大な石碑は個人的に建てられたものらしい(1968建)。
山中新田
山中新田の景観
石畳の道
1680年に初めて石畳が敷かれ、その後1862年に大改修された。
箱根八里記念碑(左)
「幾億の跫音[あしおと]が坂に積もり、吐く息が谷を埋める。わが箱根にこそ」司馬遼太郎の「箱根の坂」より。隣りは石仏。
山中城址
北条氏康が築城した山城。豊臣秀吉軍の総攻撃を受けわずか半日で落城(1590)した悲劇の城だ。
山中城の堀
石を使わない土だけの山城は珍しく今も堀や土塁が良い状態で残る。
古城公園
花(ヤマユリ)のある公園。
小枯木坂
歴史が薫る石畳、道巾2間(3.6m)で両面に杉。
石畳の道
近年では三島市が1972年に次いで1995年に石畳の道を復元、整備した(ここは願合寺地区石畳721m)。
かぶと石(右)付近の古道
かぶと石
小田原城攻めの時、秀吉がここで休息して兜をこの石に置いたという。
休憩所
接待茶屋を過ぎてから、快適な休憩所が現れた。左奥には何か碑が建つ。
北斗闌干
これも箱根八里記念碑の一つ。井上靖が揮亳した「北斗闌干」は北極星が夜空に、さんぜんと輝くさまのこと。
東海道歩きコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
---|---|---|
1 | 京都(三条大橋)~大津~瀬田 | 逢坂峠、義仲寺 |
2 | 草津~手原~六地藏 | 草津の追分道標、旧和中散本舗 |
3 | 水口~土山~鈴鹿峠 | 土山宿、鈴鹿峠 |
4 | 関~亀山~日永 | 関宿、野村一里塚 |
5 | 富田~宮~有松 | 七里の渡し、宮の渡し、有松 |
6 | 知立~岡崎~御油 | 無量寿寺、八丁蔵通り、御油の松並木 |
7 | 豊橋~新居~舞坂 | 新居の関所、舞坂の松並木 |
8 | 見付~袋井~掛川 | 旧見付学校、掛川城 |
9 | 掛川大祭 | かんからまち、大獅子、奴道中 |
10 | 日坂~小夜の中山~金谷 | 小夜の中山、菊川坂、金谷坂 |
11 | 島田~藤枝~宇津ノ谷 | 日本坂、つたの細道 |
12 | 丸子~蒲原~沼津 | 清見寺、薩埵峠 |
13 | 三島~箱根西坂~箱根峠 | 三島大社、山中城址、小枯木坂 |
14 | 箱根峠~畑宿~小田原 | 甘酒茶屋、箱根関跡、石垣山 |
15 | 酒匂~藤沢~権太坂 | 化粧坂、権太坂 |
16 | 程ヶ谷~川崎~日本橋 | 横浜、泉岳寺、日本橋 |
Copyright(C) 街道の旅.com All rights reserved.