日向街道 五日目の街道歩き旅 [中山香~田染編]

中山香~田染

日向街道 中山香~田染の地図 中山香駅

中山香駅

熊野麿崖仏への最寄駅である。

駅前の町並み

駅前の町並み

旧山香町の中心集落。中山香は豊前街道に沿う市場集落として発達した。

駅前の町並み

駅前の町並み

現在は杵築市に属する(2005年)。

山香温泉

山香温泉

この「風の郷」は入浴のほか、食事もできる。

胎蔵寺

胎蔵寺

熊野権現の麓、胎蔵寺にやって来た。ここ田染は豊後高田市の南端である。

石造仁王像

石造仁王像

このタイプの石造仁王像は、国東半島にかなり多い。

胎蔵寺

胎蔵寺

国東半島には六郷満山と呼ばれる独特な仏教王国が形成された。その拠点の一つ。

不動明王

不動明王

なんと金色のシールが貼ってある。住職の話では宝くじ当選を願望する人が張るらしい。

鬼と石段

鬼と石段

人間を食う鬼が百段の石段を完成する直前に権現さまの機転で鬼が逃走という伝説が残る。

熊野権現の道

熊野権現の道

午前9時頃。参拝者は少なく一組すれ違っただけ。

参道

参道

4月というのに大変寒く、風も強く閉口した。

鳥居近く

鳥居近く

この辺で一息入れる。

石造の鳥居

石造の鳥居

左奥に石造の鳥居が見える。

句碑

句碑

「よう来たと労をねぎらう磨崖仏」

石段

石段

鬼が築いたという石段は、やや乱雑に積んである。鬼も、あわてたらしい。

句碑

句碑

ここにも川柳。「磨崖仏千年が過ぎ蝶が過ぐ」。寒いので蝶は飛んでいない。

石段

石段

先が見えてきた。あと少しだ。入口(受付)で杖を借りてよかった。

磨崖仏

磨崖仏

ついに対面! 約1300年の時空を越えて。左に高さ8mの不動明王像、右は6.7mの大日如来像。

不動明王像

不動明王像

右手に剣を持つ不動明王。

不動明王像

不動明王像

おなじみの憤怒相でなく、ユーモラスな顔。両眼は突出している。

大日如来像

大日如来像

対照的に、こちらの大日如来は端正なマスクだ。

奥の院

奥の院

磨崖仏のすぐ上にある熊野権現。

石仏

石仏

奥の院の裏手にたたずむ石仏たち。防寒ルックである。

日向街道歩きのコース

  コース ハイライト・見所
1 門司港、小倉 門司港レトロ、小倉城
2 苅田町与原~行橋、中津 旧飴屋門、中津城
3 宇佐神宮周辺 本殿、南楼門、西大門、呉橋
4 豊後高田 昭和の街
5 中山香~田染 熊野磨崖仏
6 杵築の散策 杵築城、武家屋敷、坂道ウォ―ク
7 西鹿鳴越~豊後豊岡 ザビエルの通った道
8 亀川~東別府 竹瓦温泉
9 大分市街、中戸次 府内城、中戸次の町並み
10 臼杵、延岡、日向市 臼杵石仏、仁王座歴史の道
11 美々津、西都市東米良 美々津の町並み、銀鏡神楽