高野街道　七日目の街道歩き旅
[中高野街道　布施～平野 編]

新しい道標

近鉄、布施駅近く。布施は暗越奈良街道との合流点。

説明文

東大阪市は古代、生駒山麓まで入り込んでいた海を通じて大陸文化が伝来した所。

アーケード街入り口

「フラワーロードほんまち」は、中街道のルート。

足代安産地蔵

東大阪市の有形文化財。

小路村役場跡

1943年まで大阪市小路村役場だった所。耕地整理記念碑も建つ。

巽(たつみ)神社

大坂城から見て南東＝辰己(たつみ)の方向にあった。

中街道

神社の西側から南へ向かう街道

杭全(くまた)神社

本殿。平野郷の守護神。

拝殿

平野は中世、交通の要所だった。

平野環濠跡

二重の環濠をもつ自治都市を形成。
この碑は、いわば自治都市であったことのシンボル。

大楠

大阪府の天然記念物。樹齢800年。

記念碑

旧平野郷町が大阪府に編入(1925年4月1日)された時の記念碑が、
環濠跡の橋近くに建つ。

満願寺

門前に中山忠伊の終焉の地碑が建つ。

中山忠光

天誅組の主将、中山忠光（1845～64）は、忠伊の甥にあたる。

日露戦役

日露戦役紀念碑が建つ（1906年建）

表参道の道標

「右　かうや(高野)、大峯山、ふぢゐ(葛井)寺」

全興寺の北口

全興寺は聖徳太子の開祖と伝わる古刹。右奥に西国三十三カ所石仏が並ぶ。

全興寺本堂

平野郷最古の寺。

移設された道標

「右　さ山(狭山) 高野山　すぐ　信貴山道」

道標

「左　ふじ井寺 道明寺 大峯山上」

商店街

左に道標が建つ。

道標

「左　なかの(中野) 住よし(住吉) さかい(堺)　道」

町並み

「亀乃饅頭」

江戸時代初期に創業の和菓子屋(福本商店）。

町並み

坂上廣野麿屋敷跡

坂上田村麻呂の第二子。武功をたて朝廷から杭全庄を賜る。
平野という地名は廣野が転訛したものと伝わる。

長宝寺

後醍醐天皇が皇居を吉野に移す前の行在所跡。

古刹

坂上田村麻呂が創建(九世紀初)。

本妙寺

長宝寺に近い古刹。本門法華宗の寺。

だがしや広場

「みちくさ学校」「おもろ路」「おもろ」は大阪弁でおもしろいの意

平野郷十三口

平野郷には１３の出入り口(木戸)があった。
これは平野公園に建つ樋尻口(ひのじりぐち)門跡の碑。

大念仏寺近くの道標

「左　ふぢゐ(葛井)寺 かしわら(柏原)道」

竜田越奈良街道(現国道25号)との交点

街道の交点に道標が建つ。
「すぐ　(直進)道明寺　左　しぎ山」「右　ふぢい(葛井)寺 大峯山上」

奥田家（参考写真）

江戸時代初期の住宅で、国の重要文化財。JR加美駅の南へ約200ｍ。