秋葉街道 一日目の街道歩き旅
[飯田市上久堅~上村(かみむら)編]
飯田市上久堅~上村の位置

飯田市上久堅
バス停下平(中央)付近に建つ石碑群。この辺りは秋葉街道の越久保宿。小川路峠入り口の集落で往時は大勢の参拝者が宿泊した。

五里の峠
小川路峠への道は古来より「五里の峠」と言われ、街道一の難所だった。上町まで約20km

観音(左)
道中の安全を祈願して小川路峠まで33体の観音が置かれている。
これは五番観音かな。

六番観音
標高は1166m

十一番観音

十三番観音
展望のよい地点だ

汗馬沢
右に説明板が建つ最盛期には、ここに4~5軒の茶店があり、峠越えの人々が一休みして賑わったという。

十九番観音
この辺りから急坂となる。

二十一番観音
標高1,357mの地点

東の山並み

街道の標識
喬木(たかぎ)村(長野県下伊那郡)は、出発点の越久保の東隣りの村。右奥へ登っていく。

三十番観音
標高は、1,600mを超える。

紅葉のシーズン
落ち葉を踏みしめながら無心で歩く。

落ち葉の絨毯
心地よい峠道だ。

小川路峠
秋葉街道筋の最高の峠で標高は1,642m。かつて「花びし屋」という宿屋があり、道行く人たちの憩いの場になっていた。近くに三十三番観音が立つ。

峠の観音
それぞれ姿形が異なる4体の観音が並ぶ。

峠から南アルプスの眺め
左奥は双耳峰の池口岳(2,392m)であろうか。とすれば、山脈の向こう側は、静岡県ということになる。

東の眺望

秋葉街道・小川沢
この付近に、かつて昭和初期まで茶屋があったようだ。

上村側にも観音(右)
ただ、こちら側には案内標柱がない。

ポツンと建つ
観音は等間隔で建っている訳ではないらしい。

観音(左)
観音さんに見守られながらひたすら歩く。

紅葉のシーズン
全山紅葉にはまだ早い。

十六番観音
十六番ということは、上村側の峠道のほぼ中間点ということか。

ここで車道に合流
現在、この辺りは整備され「秋葉街道」小川路入り口という立派な案内板が建っているようだ。(中央奥から下ってきた)

【参考写真】御堂垣外(みどうがいと)宿の旧旅籠・越後屋
秋葉道は北上すると高遠(たかとう)で杖突(つえつき)街道につながり、この御堂垣外で分岐する。

【参考写真】御堂垣外の庚申塔(左)
北東の金沢峠を越えると甲州街道に接続する(金沢宿)

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