越後街道 五日目の街道歩き旅
[八木山~津川~諏訪峠 編]
八木山~津川~諏訪峠の位置

集落の東端
八木山の集落に入ってきた。

八木山
十返舎一九が休息した里。

八木山
イザベラ=バードも紀行の里だ。

大木の傍
吉田松陰の木碑が建つ。
例の古峯神社の石碑もある。

説明板
ここ八木山は藩政時代、参勤交代の道であったとのこと。

旧本陣
旧本陣の渡部家。問屋も兼ねた。

玄関
渡部家の玄関。
「会津街道・八木山宿」の看板(右)。

国道沿い
「狐の嫁入り行列」の看板に癒される。

津川駅
JR磐越西線の津川駅。
前述のSLばんえつ物語号は給水のため、ここで15分間停車する。

阿賀野川
この麒麟(きりん)橋を渡って津川の町を散策する。

津川河港
ここ津川河港はかつて大阪へ米を運び、瀬戸内の塩を積んで戻る船で賑わった。
イザベラ=バードは、会津からここまで陸路をとったが、津川河港からは船で新潟に向かった。

狐の嫁入り屋敷
狐の嫁入り屋敷。交流をテーマに地域の人々と旅人が素敵な物語を作る場所。

狐の嫁入り行列
つがわ狐の嫁入り行列は、ファンタジックな祭として有名である。毎年5月3日の夕暮れから夜にかけて行われる。

絵ハガキ
地元で購入した絵ハガキの写真より。
5月3日は4万人の観光客が来るという。前述のSL ばんえつ物語号とセットで訪ねるのもグッドアイデアだ。

狐の石像
狐の嫁入り屋敷の広い庭には、嫁入り行列をイメージした石像が並ぶ。右に阿賀野川が流れる。

狐の石像
旅人の心をなごませる、ほほえましい石像たち。

「とんぼ」の通り
狐の嫁入り屋敷付近の町並み。「とんぼ」の通りと呼ばれている。長く伸ばした「ひさし」に注目。

豪雪地帯
「とんぼ」は雪国独特のアーケード。ここ津川も豪雪地帯だ。黒石(青森県)では「こみせ」、高田や直江津(新潟県上越市)では「雁木(がんぎ)」と呼ばれる。

城山橋
城山橋をこえて麒麟山(中央)に向かう。「狐火伝説」の山で昔、毎晩のように狐の声が聞こえ狐火が見られたという。前述の狐の嫁入り行列もこの伝説がベースになっている。

野口雨情の歌碑
麒麟山ハイキングコース入口には、野口雨情の歌碑が建つ。「津川城山 白きつね 子供が泣くから化けてみな」1914年にここ津川を訪れた。

狐戻城
津川城は、険阻な自然を利用した山城で、狐も戻るので狐戻城ともよばれた。
古くから、ここは会津の津川口として越後との領界を守る要所であった。

麒麟山城跡碑
山頂には麒麟山城跡碑が建つ。津川城の別名である。

SLばんえつ物語号
麒麟山頂上からの眺望はグーだ。眼下の阿賀野川沿いに磐越西線が走る(中央)。
ちょうど津川駅を11時29分に発車した「SLばんえつ物語号」が、会津若松方面へ向かうのが眼下に見えた。

遠望
これから向かう諏訪峠を遠望する。中央の稜線かすかに見える鉄塔付近である。

津川駅の北西
大木の傍らに、何やら説明板のようなものが見える。

4点セット
それは説明板、石仏、石碑、道標だった。

石仏
石仏の右には「湯殿山」碑が建つ。

道標
「右、新発田・村上道」「左、水原、五泉・小川道」
1830年頃に建てられたようだ。

保養センター
一泊お世話になった清川高原保養センター。
峠越えには絶好の地にある。

石畳の道
この諏訪峠越えの坂道は、会津藩の街道整備(1670年頃)で、全て石畳の道に改修された。木柱には「旧会津街道・石畳の道」とある。会津街道は越後街道のことである。

往時の面影
往時の面影を残す石畳の道。

保養センター
この付近には、一泊お世話になった清川高原保養センターがある。街道歩きの旅には誠に都合がいい。

日陰
街道の両側には木々が茂り、夏でも涼しいことだろう。

殿様街道
殿様街道とも呼ばれるように、新発田、村上藩主が参勤交代に利用した道である。

どうしん坂
階段状の石畳(どうしん坂)。

十返舎一九も
前述の十返舎一九も諏訪峠越え(1814年)している。各地へ頻繁に取材旅行した一九も、ここでは難儀した。

一里塚
柳新田の一里塚

左右一対
この柳新田の一里塚は上から見た方が、わかりやすい。左右一対が明確だ

西軍
山県有朋率いる西軍は、この坂を下り、津川を目指して進軍した。

越後街道歩きコース
コース | 見どころ、ハイライトなど | |
---|---|---|
1 | 神指~会津坂下~舟渡 | 塔寺宿 |
2 | 片門~束松峠~野沢 | 束松峠 |
3 | 喜多方の散策 | 蔵のある町並 |
4 | 鳥井峠越え | 車峠、鳥井峠 |
5 | 八木山~津川 | 麒麟山、諏訪峠石畳の道 |
6 | 諏訪峠越え | 中の茶屋跡、行地 |
7 | 新谷~綱木~赤谷 | 下綱木 |
8 | 赤谷~五十公野~新発田 | 五十公野公園、新発田城 |
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