熊野古道　四日目の街道歩き旅　[果無越～八木尾～三軒茶屋編]

登山口

小辺路最後の難所、果無峠へ向う。

観音石仏

この峠道には、西国観音霊場のすべての観音石仏が配されている。これは29番馬頭観音(写真中央奥)

石畳

石畳の急坂を登る。

茶屋跡のすぐ上

24番観音と地蔵菩薩(写真右)が並ぶ。

20番千手観音(左)

観音堂(写真右奥)を過ぎて間もなく出会う観音。

間もなく頂上

18番石仏を過ぎると、まもなく果無峠だ。

果無峠

標高1,114mの果無峠には17番石仏が建つ。眺望は良くない。これから先は下りの急坂が長く続く。

15番石仏

十一面観音。

14番石仏

如意輪観音。

「二十丁」の丁石(右)

観音石仏のほかに丁石も建つ。前述の果無峠から20丁という意味である。ただ、文字が不鮮明で、この丁石は見落としやすい。

13番石仏

如意輪観音。

12番石仏(左)

千手観音。

丁石

ここにも丁石が建つ。峠より「三十丁」とある。

10番石仏

右に手製の標識が木に吊るされている。

県境の集落

この七色という集落から和歌山県(田辺市)に入る。眼下に流れるは熊野川(写真中央)。

七色分岐点付近

手前が八木尾方面。

9番石仏

七色分岐近くに立つ。

5番石仏

4番石仏

3番石仏

千手千眼観音。

指標

3番石仏から、少し進むと左に指標が建ちテーブル＆ベンチが用意されている。

民家の前を通る

旧八木尾集会所の庭

左に1番如意輪観音(枠の外側)。

八木尾のバス停

中央奥から下りてきた、ここからは車道を南下(写真左へ)する。

八木尾橋

ここから中辺路の三軒茶屋までは2.5km。約45分。

三軒茶屋跡(右)

左は九鬼ヶ口吊り橋。八木尾からやって来た。

三軒茶屋跡

ここ三軒茶屋跡は、小辺路と中辺路の分岐点にあたる。中央に道標が建つ。

駒形の道標

「右、かうや(高野山)十七り半」「左、きみい(紀三井)寺三十一り半」

水呑王子

三軒茶屋から方向転換して水呑王子にやって来た。弘法大師が杖で地面を突くと水が湧き出したと伝わる。

伏拝王子

ここは本宮旧社地の森が遠望できる場所で、参詣者はここから大社の社殿を伏し拝んだといわれる。

伏拝王子の石碑

「歴史の道 熊野古道」「伏拝王子遺跡、和泉式部供養塔、新紀州二十景」とある。

和泉式部供養塔(左)

和泉式部は平安中期の女流歌人。挑戦7度目でようやく本宮大社にたどりつけたという。中央は歌碑。

再び三軒茶屋に戻る

熊野本宮大社へ向かう

祓所[はらいど]王子

熊野本宮大社のすぐ裏手にあたる。大社へは約200m。

裏参道

本宮大社の裏鳥居(写真左奥)から下りてきた。右側が本宮大社の裏参道。