三国街道 七日目の街道歩き旅 [猿ヶ京~下新田編]
猿ヶ京~須川
R17号
民宿通り(写真左)をふり返る。これで街道はR17号(写真右)に合流する。
猿ヶ京関所跡
永井宿から約4km。
ここは入鉄砲に出女を厳しく監視した猿ヶ京関所跡(関所資料館)。
猿ヶ京温泉
バス停、猿ヶ京温泉(中央下)の近くには三国路与謝野晶子紀行文学館があるので寄り道をする。
三国路与謝野晶子紀行文学館
この文学館は晶子のたびの歌を中心に、さまざまな資料や展示物を紹介している。旅を好んだ与謝野夫婦は群馬へ20数回訪れている。温泉好きだったようだ。
与謝野夫婦歌碑
文学館の反対側には与謝野夫婦の歌碑が建つ。
こすもすと 菊ダリヤなど少し咲き 里人は言う猿ヶ京城(写真左が晶子)。
若山牧水文学碑
文学館の玄関には若山牧水の文学碑が建つ。
私は河の水上というものに、不思議な愛着を感ずる癖を持っている。
牧水は晶子には及ばないが8回群馬を訪れている。
歌碑
文学館の庭にも歌碑が建つ。
田島武夫歌碑
これは牧水の旅を偲んだ高崎市の俳人田島武夫(1899~1987)の歌碑。
牧水が かつて踏みけむ新治(旧村名にいはる)の 葛の葉よそぐ山道を行く
赤谷湖
約2km街道は赤谷[あかや]湖(写真右)の湖底に消えた。
相股ダム(1959完成)によって生まれた人造湖だ。
赤谷湖
三国の山々(写真正面奥)をふり返る。
須川宿
須川宿の景観(1998)。
たくみの里
小松屋商店(写真左)付近の須川宿(1998年)。現在はたくみの里として整備され、電柱も埋設されている。
須川宿
須川から猿ヶ京方面を遠望する。
左奥が三国山であろうか。
須川~下新田
塩原太助公園
旧新治村下新田宿出身の塩原太助(1743~1816)は19才で江戸の炭屋に奉行、のち独立して成功し晩年は多額の私財を公共事業に投じた。右は愛馬との分れのシーン。
三国街道歩きのルート
コース | 三国街道の見どころ、ハイライトなど | |
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1 | 長岡~宮内 | 河井継之助記念館、吉沢商店の土蔵 |
2 | 榎峠~湯沢 | 榎峠古戦場パーク、雪国館 |
3 | 三俣~二居 | 中の峠、二居峠 |
4 | 二居~苗場 | 二居宿本陣、山鳥原遊歩道 |
5 | 三国峠越え | 三国峠、大般若塚 |
6 | 永井宿~猿ヶ京 | 永井宿、おがんしょ巡り |
7 | 猿ヶ京~下新田 | 与謝野晶子紀行文学館、須川宿 |
8 | 中山~北牧 | 中山宿、なぎなた坂 |
9 | 渋川~高崎 | 高崎城址公園 |
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