薩摩街道 二日目の街道歩き旅 [西田橋~伊集院編]
西田橋~水上坂
西田橋
現在の西田橋。甲突川が鹿児島市街地を貫き鹿児島湾に注ぐ。
西田川の説明板
西田川の説明板。
西田橋
これが江戸末期の西田橋。
石橋記念公園に移設され保存されている。1846年建の石造4連アーチ。
西田橋
藩主・島津公が参勤交代時に渡るので重要だった。
故にこの西田橋だけが高欄の親柱すべてに青銅の擬宝珠[ぎぼし]が付けてある。バックにうっすら桜島が見える。
五大石橋
前述の高麗橋[薩摩街道1日目 参照]、玉江橋とこの西田橋、そして新上橋、武之橋(以上の2橋は1993年8月の豪雨で流出)。これらを甲突川の5大石橋と呼ぶ。
西田橋御門
西田橋御門から見る西田橋。
鳥瞰図
鹿児島市内の鳥瞰図(石橋記念館の展示物)。
中央に鶴丸城。その左上に西田橋が見える。
日枝神社
街道筋にある日枝神社。
参勤交代の際には、ここで旅の平穏無事を祈った。
阿弥陀水
街道沿いの阿弥陀水。
1970年頃までは、清水がこんこんと湧いていたという。
渡辺邸付近
藩主が旅装束に着替えたと言う渡辺邸は、この辺りであろうか。
水上峠
ここが急坂の水上[みつかん]峠。茶屋があったという。27才の西郷隆盛が初めて藩主・島津斉彬の面識を得た所でもある。以後、藩主の厚い信頼をうけ江戸藩邸の庭方役に任命される。
小野町周辺~犬迫町周辺
犬迫町周辺~伊集院町周辺
伊集院駅周辺
島津義弘像
JR伊集院駅構内に建つ武将像。間違いなくこの地ゆかりの義弘公であろう。
島津義弘像
駅前には島津義弘の勇姿が見られる。
戦[いくさ]神とも呼ばれた猛将軍。文禄・慶長の役でも大活躍し、鬼石曼子と恐れられた。
徳川家康最後陣地
[参考写真]関ヶ原の徳川家康最後陣地。島津義弘が絶体絶命のピンチの中を敵中突破した所である。
このあと不眠不休で踏破して薩摩に生還した。それは壮絶な帰還だった!
伊集院
その後、鹿児島城下の武士たちは義弘の仁徳を慕いパネル(写真)にあるような装いで伊集院まで歩き参拝した。往復40kmというから相当な心身鍛錬だった。
これは今も妙円寺詣りフォレスタウオークリーとして続いている。
妙円寺
義弘公の菩提寺、妙円寺(徳重神社)。
薩摩街道歩きコース
コース | ハイライト・見所 | |
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1 | 鹿児島市内散策 | 石橋記念公園など |
2 | 西田橋~伊集院 | 西田橋(石橋記念公園) |
3 | 川内~出水 | 出水麓武家屋敷群 |
4 | 米ノ津~佐敷 | 境橋、佐敷城跡 |
5 | 川尻~熊本城 | 熊本城 |
6 | 熊本市街の散策 | 水前寺公園、熊本大学 |
7 | 田原坂越え | 田原坂 |
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