豊後街道 三日目の街道歩き旅 [坂下~JR肥後大津駅]
坂下宿~二重峠
坂下御茶屋跡
この坂下お茶屋跡から、峠頂上まで標高差190m。全長1.6kmの石畳が延々と続く。
駕籠据場説明板
駕籠[かご]据場付近
石畳の道
道幅約3m。農民が駆り出されて造成した道である。
道標
この辺りでいったん、車道と交錯する。(写真右端側)が、更につづら折りの坂を登っていく。
石畳
前方に日差し(写真中央奥)が見えてきた。頂上が近い予感がする「苦あれば楽あり」の心境。
石畳と排水溝
石畳の流失を防ぐため排水溝(写真左~右)が設けてある。
道中の風景
道中の風景
この辺りからは解放感が全開モード。
歩き旅の醍醐味、喜こびを感じる所だ。
道中の風景
ここまで来ると、もうプロムナード気分!
石畳の石のすき間を雑草が埋め尽くしている。
石畳
中山道の琵琶峠(岐阜県)の石畳も長かった。
どちらに軍配が上がるのだろうか。
阿蘇盆地
外輪山に囲まれた阿蘇盆地が一望のもと。
道中の風景
この二重峠は外輪山の中で最も低い地点(683m)。
生涯忘れられない景観だ。
西南戦争の碑
二重峠から車道を少し下った所に、西南戦争(1877)の碑が建つ。薩軍の二重峠占領を契機に阿蘇郡の農民大一揆が起こり多くの犠牲者が出た。
二重峠~清正公道
街道碑
前述の二重峠からは約5km、通称ミルクロードと呼ばれる県道339号を下っていく。新小屋付近にはユニークな形の街道碑(写真右)が建つ。金字で清正公道、台座には肥後大津路とある。
加藤清正
石碑の形は、清正公のトレードマーク・長烏帽子兜をイメージしているようだ。
豊臣秀吉の子飼いの猛将・加藤清正はその遺児・豊臣秀頼と徳川家康の会見(二条城)を成功させた後、熊本で病死した(1611)。
清正公道
車道とは分岐して石畳の道が通る公園として整備されている。
清正公道
清正公道公園
清正公道公園の東側入り口。桜が咲くころはきっと人出が多いことだろう。
清正公道公園
この公園を通過すると、再び車道と重なる。高尾野を経て約6km西進すると、当コースのゴールであるJR肥後大津駅に到着する。
清正公道~JR肥後大津駅
豊後街道歩きコース
コース | ハイライト・見所 | |
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豊後街道 | ||
1 | 豊後竹田市内散策 | 岡城、瀧廉太郎資料館 |
2 | JR波野駅~滝室坂~JR宮地駅 | 滝室坂、阿蘇神社「御田祭り」 |
3 | 坂下~二重峠~JR肥後大津駅 | 清正公道、二重峠 |
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