六十里越街道 三日目の街道歩き旅 [鶴岡の散策、羽黒山五重塔編]
鶴岡の散策
松尾芭蕉句碑
日枝神社境内には松尾芭蕉句碑が建つ。「珍しや 山をいで羽の初なすび」
致道館
東北で現存する唯一の藩校・致道館(表御門)。
致道館
天性と自主性を重んじ、庄内藩の質実剛健の教育文化を育んだ藩校だった。
大宝館
大正時代に建てられた白い擬洋風建築の「大宝館」。大正天皇の即位(1915)を記念して建立したもの。
藤沢周平記念館
近くには鶴岡に生まれ鶴岡をこよなく愛した藤沢周平(1927~97)記念館が建つ。
鶴岡公園
鶴岡には藤沢周平の世界が広がる。ここ鶴岡公園を始め氏の作品ゆかりの地は、市内に18ヵ所もある。
外堀跡
桜並木が続く外堀跡。桜咲く頃は絶景だろうな。
旧西田川郡役所
致道博物館にある旧西田川郡役所。現存の郡役所の建物では最も美麗(1881建立)。県令三島通庸の開化政策の一環だ。明治天皇の行在所(1881)となる。
旧鶴岡警察署庁舎
こちらは旧鶴岡警察署庁舎(1884建立)。外壁の板張りに特徴(下見板張)がある洋風建築の傑作。前述の郡役所もこの建物も地元の名棟梁高橋兼吉の手による建築である。
高山樗牛記念碑
鶴岡出身の文豪高山樗牛(1871~1902)の記念碑(写真右)。「文は是に至りて畢竟人也、命也、人生也」
三雪橋
『蝉しぐれ』文四郎とお福が船をおりた所とされる三雪橋。
丙申堂
旧風間家住宅・丙申堂。庄内藩の御用商人で鶴岡一の豪商となった。「蝉しぐれ」のロケ地でもある。
大泉橋付近
市内をゆったりと流れる内川の大泉橋付近。芭蕉はここから乗船し酒田へ向かった。
羽黒山五重塔
随神門
出羽三山に関連して羽黒山方面に寄り道する。ここが羽黒山表参道の入口。随神門。
羽黒山杉並木碑
近くには羽黒山杉並木碑(写真左)が建つ。ここから長い坂(継子坂)を下る。
継子坂
随神門から羽黒山山頂まで2,446段の石段が延々と続く参道。
石段
17c.中頃に敷かれたこの石段を芭蕉主従もあえぎながら登ったことだろう。
五重塔
参道の途中に高さ29mの五重塔が現れる。平将門(?~940)が創建したという。
五重塔
かつては、この辺りに多くの寺院が建っていたようだ。
六十里越街道歩きコース
コース | 見どころ、ハイライト | |
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六十里越街道 | ||
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