柳生街道 一日目の街道歩き旅
〔白毫寺~石切峠~円成寺編〕

白毫寺~石切峠~円成寺の位置

地図

柳生へ向かう前に白毫寺を訪ねる。「萩の寺」と呼ばれる古刹。五色椿も有名

高台にある白毫寺の石段。五色椿。やぶ椿の見頃は3月下旬~4月下旬

約800m北西に進んだ所にあるのが新薬師寺。光明皇后の建立(747)と伝わる。

付近には志賀直哉の旧宅がある。ここに1929年から数年間住み「暗夜行路」後編を執筆したという。

この高畑町の旧宅には武者小路実篤(小説家1885~1976)も訪れている。

前述の旧宅から約1km東進したところに道標が立つ(左)

これより滝坂の道に向かう

能登川の渓流沿いに歩く

滝坂への道は、昔、僧侶の修行の場所でもあったという。

この石畳は、江戸中期に改修された。

1971年の観光タバコ。この年はNHK大河ドラマ「春の坂道」が放映され、柳生の観光がブームとなる。

滝坂道は、春日山原始林(世界遺産)の南麓を進む。

夕日観音。夕日を受ける方向に向いている磨崖仏である。

江戸時代、奈良と柳生を結ぶ、唯一の道であった。

この磨崖仏(中央)は、朝日に輝くので「朝日観音」と呼ばれる

右の「首切り地蔵」は、人間より大きな石仏。剣豪荒木又右衛門が斬ったとの伝説が残る

石切峠の茶屋。ただ夏や冬は営業していないようだ。

地獄谷石窟仏。ここで行者が修行したという。

地獄谷という名は、室町時代に流行り病の感染を恐れた村人が病人をこの谷に捨てたからとか。ここへは、深い谷のアップダウンがあるので要注意。

柔和な表情の石仏群に心が和む

街道沿いに六体の石仏が並ぶ

前方に車道が見えてきた。国道369号だ。

柳生街道歩きコース

  コース 見どころ、ハイライトなど
柳生街道
1白毫寺ー石切峠ー円成寺 滝坂の道、地獄谷
2円成寺ー南明寺ー柳生 旧柳生藩家老屋敷