篠山街道 一日目の街道歩き旅 [亀岡~福住編]
亀岡~稗田野
篠山口
亀岡市余部町山口に建つ常夜灯型の道標(1798年建)。「愛宕山」「左あなう(穴太)寺」とある。愛宕山は東の比叡山と並ぶ信仰の山で京都周辺には、このような石碑が実に多い。穴太寺は西国33ヵ所の21番札所である。
稗田野
稗田野[ひえだの]の町並み、付近には8世紀初創建と伝わる稗田野神社が鎮座する。
常夜灯3基
ここも稗田野の街道沿い。常夜灯には「愛宕山」、「秋葉山」と刻字されている。
稗田野の町並み
大石酒造「酒の館」(写真中央)付近の街道景観。
湯ノ花温泉
桜石鬼伝説
鬼の涙が温泉となって湧き出たとの伝説があり、鬼が湯ノ花温泉のキャラクター。
東大谷~埴生
東大谷
亀岡市東大谷の街道景観。
東大谷の町並み
亀岡市の西端にあたる。
大谷バス停横
「左あたご道」の道標が建つ。
野口駅跡
古代山陰道の野口[ののくち]駅跡。設置・廃止時期はともに不明である。バックは溜池。
南大谷の町並み(南丹市)
ほぼ東西に街道が走り、両側に集落が並ぶ。
例の道標
南大谷にも常夜灯型の道標が建つ。下部には「可内安全」とある。可という字が、ちょいと気にかかる。
埴生[はぶ]の町並み
平田酒造(写真中央)の日本酒「瑠璃乃誉」の看板が目についた。近くの景勝地。瑠璃渓(るり渓)の名にあやかったのであろう。
南八田~天引
南八田の町並み
ここは園部に近く、また大阪(能勢)に通じる交通の要地だった。
花のある風景
天引という名の山村にやって来た。
日本の原風景
山沿いに美しい民家が並ぶ天引の集落。
天引峠~福住
天引峠
標高、約320mの県境(京都・兵庫)である。かつて源義経は京から、ここを通り一ノ谷(神戸市須磨)に向かったという[1184年]。
天引トンネル(左)
開通(2003年11月)直前の様子。右奥が天引峠。
安口の町並み
この難読の地名は山椒魚に由来するという。立派な民家が並ぶ安口[はだかす]から重伝建のエリアに入る。
川原[かわら]の町並み
ここも重伝建のエリアだ。
福住の町並み
一里塚(写真右)付近の篠山街道。
福住一里塚
篠山城大手門を起点にして設置された3番目の一里塚だ。
福住小学校
校庭には福住駅本陣跡の碑が建つ。
篠山街道歩きのコース
コース | ハイライト・見所 | |
---|---|---|
1 | 亀岡~福住 | 天引峠、福住の町並み |
2 | 福住~篠山 | 河原町妻入商家群、篠山城跡 |
3 | 篠山~柏原 | 木の根橋、柏原陣屋跡 |
4 | 石生~佐治 | 水分れ公園、佐治宿 |
Copyright(C) 街道の旅.com All rights reserved.