朝鮮人街道 三日目の街道歩き旅 [能登川散策、伊庭の祭編]
能登川散策~稲枝
繖峰三神社
やがて繖峰三神社(さんぽうさんじんじゃ)の鳥居に着く。
この神社の奇祭坂下し祭(右に説明板)は有名である。
坂下し祭
祭の朝、伊庭[いば]の神社境内には饗[きょう]と呼ばれるものが数個並べてある。祭りラストに、これを使う。[1991年撮影]
坂下し祭
人足の肩車に乗った正位童(写真中央)や太鼓、氏子総代などが11時頃に、神社へ集まってくる。
坂下し祭
村の中を錬る祭の行列。
坂下し祭
正位童は神様同様の扱いを受ける。5~9才の男子。
大浜神社
大浜神社から神輿が出る。
坂下し祭
太鼓を先頭に行列は山麓に向かっていく。
繖峰三神社鳥居
祭の行列は、前述の鳥居の前でスタンバイ。
坂下し祭
山上で3社の神輿に神移した後、白装束の若衆が岩場のある急坂を下り、神輿を引きずって降ろす。PM3時頃。真近で見るなら、早めに登山して待ち伏せた方が良い。
坂下し祭
断崖絶壁の坂道(約1000m)を勇壮なかけ声とともに山麓の大鳥居まで下す。見物人も手に汗握るスリリングな祭りだ。
御供上げの神事
氏子が東西に分かれて饗の上に置かれた神饌を競って神前に供える御供上げの神事。
祭最後の見せ場である。
伊庭
祭のある大浜神社から約500mほど西へ進むと美しい風景に出会った。
伊庭城址石垣
花が飾られ川の中には古い水車。石碑(写真左)には伊庭城址石垣とある。
宗祇法師出自地碑
傍らには宗祇[そうぎ]法師出自地の碑が建つ。歩き旅の達人・松尾芭蕉が大先達として敬愛していた室町時代の連歌師である。
宗祇歌碑
近くの広場には宗祇(1421~1502)の立派な歌碑が建つ。
かげすずし 山に重なる 軒の松
宗祇像
宗祇像が林中央公園(JR能登川駅の北西500m)の一角に建つ。まだ新しい(2004年建)騎馬像。
宗祇像
旅好きな連歌師。東北の白河、北九州の太宰府、それに越後へは7回訪れ、最後は旅先の箱根(湯本)で亡くなった。
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