青梅街道 三日目の街道歩き旅 [熊沢山~小菅~余沢編]
熊沢山~榧ノ尾山まで
熊沢山
ここまで介山荘から約20分かかる。
熊沢山
この熊沢山からの展望。右に上日川ダムが見える。
石丸峠
標高1,900m。付近の草原が素晴らしい。
石丸峠
この峠は旧菩薩峠だった。峠名は面白い伝説をもつ石マラ様に由来する。
石丸峠
右へ行けば上日川峠に戻れるが、ここは中央奥へと進む。
分岐点
右上へは小金沢山(2,014m)。牛の寝通りは左である。こちらへ行く人は、ほとんど見かけない。
牛の寝通り
平坦で実に明るい尾根道だ。
牛の寝通り
尾根道は谷筋のように水害もなく昔からよく利用されたのである。
牛の寝通り
松姫峠の指標が建つ。
この峠は武田信玄の六女(松姫)の逃避行伝説のある峠だ。
牛の寝通り
松姫がここを通り(?)八王子に落ち延びたのは1582年春のこと。兄武田勝頼が天目山の戦で敗死した年である。
牛の寝通り
牛が寝ている背を歩くようで、ほとんど平坦な尾根道は「牛の寝通り」と呼ばれる。
牛の寝通り
展望のよい所に指標が見える。
牛の寝通り
先程と同じ内容だが、こちらは少し破損している。
榧ノ尾山
榧ノ尾[かやのお]山。展望に優れた所で、奥秩父の山々などが望める。
榧ノ尾山
標高1,429mである。
牛の寝通り
この通り、ほぼ平坦な道が続く。
牛の寝通り~小菅まで
牛の寝通り
珍しく軽装の青年にすれ違った。どうもトレーニングしているようだ。
牛の寝通り
石仏(写真左)が迎えてくれた。
牛の寝通り
休憩するにはいい所だ。
分岐点
大ダワと呼ばれる棚倉小屋跡。
分岐点
松姫さまともお別れじゃ。
拙者は左の小菅の湯を目指すぞ。
小菅へ下る
ダウンばかりではなく、少しアップもある。
小菅へ下る
大マテイ山の西斜面を下っていく。新緑が目に染みる。
モロクボ平
右に下り小菅[こすげ]の湯を目指す。
小菅~余沢まで
小菅の集落
ようやく小菅に到着。この橋を渡る。
小菅の集落
南方の山々を展望する。左端が松姫峠であろうか。
小菅の湯
村営の温泉施設。宿泊できないが食事処があり休憩ルームもある。物産館を併設している。
余沢の富士講碑
大きな富士講碑が建つ・「嶽供養塔」とある。
秩父、三峰方面から来た道は一旦、古甲州道と合流するが、やがて白山で分岐する。
余沢の集落
この付近に、武田氏が設けた余沢番所が置かれていた。
青梅街道歩きのコース
コース | 見どころ、ハイライト | |
---|---|---|
1 | 塩山駅~甲州市神部 | 甘草屋敷、慈雲寺(しだれ桜) |
2 | 上日川峠~熊沢山 | 大菩薩峠、賽ノ河原、富士山の眺望 |
3 | 熊沢山~小菅~余沢 | 石丸峠、牛の寝通り、小菅の湯 |
4 | 奥多摩むかし道 | ふれあい館、惣岳渓谷いろは楓 |
5 | 宮ノ平駅~青梅駅 | 釜ヶ淵公園、青梅シネマチックロード |
6 | 青梅~箱根ヶ崎 | 旧吉野家 |
7 | 国分寺、お鷹の道、旧鎌倉街道 | 真姿の池、姿見の池、武蔵国分寺跡 |
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