青梅街道　一日目の街道歩き旅　[塩山駅～甲州市神部編]

塩山駅

この歩き旅はJR中央線塩山[えんざん]駅北口からスタートする。駅の北西へ1kmにある塩山[しおのやま]が地名の起源。15c.には塩を産出したという。

武田信玄公像

北口に出ると剃髪姿の武田信玄公の出迎えを受ける。

武田信玄公像

名は晴信で39歳の時、落髪入道し「信玄」の法号を授かる。

甘草屋敷

塩山駅北口には重要文化財の甘草[かんぞう]屋敷が目を引く。

甘草屋敷

甘草は漢方薬の原料。

江戸時代、高野家がこれを栽培し幕府に納めていた。

甘草屋敷

甘草屋敷(高野家住宅)を中心に公園として整備されている。

甘草屋敷

玄関にも何か飾ってあります。

ひな飾り

甘草屋敷をメイン会場にひな飾りが展示中。

ひな人形

江戸時代から現代まで数種類のひな人形を展示している。

吊るし飾り

甲州らしく吊るし飾りも所狭しと飾られている。

吊るし飾り

吊るし飾りは手作りで色々な種類はあるが、飾る心は女の子の無病息災と良縁を願う心である。

子ども図書館

文庫蔵も「子ども図書館」として活用されている。

皇太子・同妃両殿下行啓記念碑

皇太子・同妃両殿下の行啓(2002年)記念碑(写真左)が近くに建つ。

丸石道祖神

甘草屋敷より北東に進む。街道沿いには石碑群がみられる。右端は丸石道祖神。

三界万霊塔

下栗生野の松泉寺の前に建つ三界万霊塔。

石仏群

ここにも石仏群。

果樹園

果樹園のある風景。

蔵

蔵のある風景。

道中

慈雲寺への道中。

慈雲寺

慈雲寺にやって来た。入口には樋口一葉(1872～96)の像が建つ。一葉は甲州を訪れたことはないが、ここ中萩原は両親の出身地だ。

樋口一葉文学碑

境内に建つ樋口一葉の文学碑(写真右)。

碑文は幸田露伴(1867-1947)が書いた。1921年建。

慈雲寺

慈雲寺は夢想国師が創建した禅寺である。

しだれ桜

本堂前のしだれ桜は県指定天然記念物。

この寺ではイトザクラと呼んでいる。

イトザクラ

イトザクラの美しい姿に魅了された。

しばし見とれる。バスツアーの団体客も多い。

イトザクラ

高さ約15mから地につかんばかりに幾条もの長い枝が垂れ下がる。

慈雲寺

慈雲寺の遠景。

松尾芭蕉句碑

秋葉大権現の傍には松尾芭蕉句碑(写真右)が建つ。

「八九間空で雨降る柳かな(可難)」

馬頭観音

根古橋付近に建つ馬頭観音。

木れんの花

木れんの花咲く街道。

一葉のみち

前述の通り、ここを樋口一葉が歩いた訳ではないが、「一葉のみち」と名付けられている。

神金小学校

街道沿いに建つ甲州市立神金小学校。

道中

高度をかなり上げてきた。

神部神社

3月末には近くの神部[かんべ]神社の祭礼があったようだ。

神戸付近

甲州市神戸付近の景観。