智頭往来 二日目の街道歩き旅 [志戸坂峠越え編]
志戸坂峠越え
志戸坂峠は畿内と因幡地方を結んだ智頭往来(因幡街道)にある峠。平安時代には因幡の国守が赴任する際に志戸坂峠で「境迎え」の儀式が行われていたことが記録されている。
あわくら荘
一泊お世話になった国民宿舎あわくら荘。智頭急行のあわくら温泉駅から近いし峠越えには最適の位置にある。
志戸坂トンネル
志戸坂トンネル(写真中央)を横目に旧国道を登っていく。
小さな祠
街道の名残であろうか。
小さな祠が目にとまった。
歴史の道碑
ここから本格的な峠道となる。歴史の道碑(写真中央)や説明板(写真右)が見えてきた。
志戸坂峠の歴史の道碑
志戸坂峠と刻まれた立派な碑である。
武蔵ゆかりの地碑
吉川英治著宮本武蔵の一節が紹介されている。
志戸坂峠の三十三曲り
志戸坂峠の峠道は三十三曲りと呼ばれ険路で、冬は雪が深く牛馬も通れなかったようだ。
志戸坂峠
古くは国司、藩主や羽柴秀吉の軍勢が往来した道。
意外に道幅は広く歩きやすい。
志戸坂峠
風雪のために折れた木の枝が路上に散乱している。
志戸坂峠開削碑
頂上手前に峠開削碑(写真右)が建つ。平安時代には、この志戸坂峠で新任の因幡国司を迎える境迎えの儀式が行われた。
折れた標識
無常にも折れた標識(写真右下)が淋しく横たわっていた。志戸坂峠道、これより因幡とある。ここが峠の頂上だ。標高581m。
志戸坂峠
鳥取出身の尾崎放哉が上京時に人力車で峠越え。
駒帰り峠に向かう霰[あられ]かな
と一句詠んでいる。
志戸坂峠
つづら折の峠道を下ってきた。写真の右上から左端へとヘアピンカーブを進む。
大日如来
牛馬安全の大日如来(写真中央)が道から一段高い所に建つ。
志戸坂峠
この辺りからR373号との合流点へは近い。
智頭往来を歩くコース
区間 | ハイライト・見所 | |
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智頭往来 | ||
1 | 平福宿~大原宿 | 大原宿本陣 |
2 | 志戸坂峠越え | 志戸坂峠 |
3 | 駒帰~山郷 | 副ヶ瀧、魚の棚 |
4 | 智頭宿の散策 | 桜土手(桜)、石谷家 |
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