姫街道　二日目の街道歩き旅　[引佐峠（象泣き坂）～気賀]

石投げ岩

石投げ岩。

峠越えの無事を願い、又は感謝しつつ岩に石を投げたようだ。

象鳴き坂

将軍徳川吉宗に献上(1729)する象(参照：長崎街道)が、この引佐峠でバテたという象鳴き坂。この象は元々ベトナムから来たもので、清国の商人鄭大成が贈ったもの。京都で中御門天皇がご覧になった後、江戸に送られた。

象鳴き坂の石畳

象鳴き坂の石畳は石が不揃いで意外に歩きにくい。

引佐峠（いなさとうげ）

ここが三ケ日町と細江町の境・引佐峠。標高200m。

奥浜名湖自然歩道も通じている。

引佐峠

東側からふり返った引佐峠。

街道からの浜名湖

車道を横切って下る(写真左奥へ)。

浜名湖が見える。

姫岩

大名やお姫様が湯茶の接待をうけた姫岩。

イラスト入り説明板

ここにもお姫様のイラスト入り説明板。

薬師寺

街道沿いにある薬師寺。

旅人の休憩所でもあった。

山田一里塚跡

江戸から69番目の山田一里塚跡付近(写真右)。

山田一里塚跡

説明板に句が、
くたびれたやつが見つける一里塚 　誹風柳多留

尉ヶ峰登山口

尉ヶ峰[じょうがみね]への登山口に文学碑(写真右)が建つ。

自然歩道は佐久米駅からスタートしている。

清水みのる歌碑

清水みのる(1903～79)は旧浜名郡伊佐見村出身の詩人。

「かえり船」、「月がとっても青いから」を作詞した。

尉ヶ峰　頂上広場

[参考写真]尉ヶ峰(424m)の頂上広場からは、浜名湖が一望できる。

気賀の領主が狩にきた時、あわてたイノシシ(写真右端)が転げ落ちたという急坂。