石巻街道/いしのまきかいどう
石巻街道のルート

(仙台)-(多賀城)-(塩釜)-(松島)-(石巻)
石巻街道の別名
塩釜街道、金華山道
石巻街道の歴史
信仰と観光の道
霊島・金華山への参詣道である。近世には金華山信仰が盛んだった。
また、道中には多賀城跡、塩釜神社、日本三景の一つ(他に天橋立、宮島)松島など名所旧跡が多く、松尾芭蕉を初め数多くの文人墨客などが往来した。港町・塩釜は仙台藩公認の遊女屋が軒を連ねて賑やかだった。
仙台藩主が、松島に保養する際のお決まりコースでもあった。
奥の細道のクライマックス編
旅に生き旅に死んだ松尾芭蕉の大旅行(1689)。それは約140日、600里(2,356km)に及ぶ決死の旅だった。とにかく白河、松島、象潟[きさかた]を大きなターゲットに東北各地の名だたる歌枕の地を丹念に辿っている。歌枕とは古人が和歌に詠んだ名所である。
最初に歌枕を体系化したのは平安中期の能因。その100年後に能因を敬慕する西行が陸奥(東北)を旅する。両者とも陸奥への旅行は2回。西行の500年後に西行を崇拝する松尾芭蕉が歌枕行脚の旅に出る。何か輪廻のような因縁を感じる。
歴史はくり返すというか、芭蕉の旅の200年後、芭蕉を慕う正岡子規もその足跡を辿っている。
伊能忠敬(1745~1818)測量のため歩く
日本列島を精密に測量した先駆的地理学者である。
前述の松尾芭蕉は50才で死去したが、忠敬は55才から全国の沿岸を測量し始めたという遅咲き派だ。17年間の歳月を要し、その測量距離は約40,000kmというから恐れ入る。
石巻街道歩きコースプラン
石巻街道歩きコース
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