西国街道 一日目の街道歩き旅 [京都東寺口~高槻市編]

西国街道 行程

京都駅周辺~長岡京市まで

西国街道 京都駅周辺から長岡京市周辺まで

■ 街道に注意

長岡京市に入るまでは、いくつもの街道に分岐する。街道碑が多いので、確認しつつ路を間違えないように注意。

西国街道 東寺口

東寺口

京都七口のひとつ「東寺口」。
ここが西国街道の起点で、矢取地蔵[写真中央]が立つ。
小公園の中に「羅城門跡碑」[写真右中央]がある、道標[写真左]には
右 やなぎ谷観世音菩薩
とある。
柳谷観音は、この街道周辺の名所。

西国街道 久世(くぜ)橋

久世橋

[くぜばし]

桂川を久世橋で渡り、西詰で左折(南下)すると大正6年の街道碑に出会う。

西国街道 東向日駅道標

東向日駅道標

阪急の東向日駅[ひがしむこうえき]の踏切を越えると
右 西山上人御廟道
の道標。
街道は左側を進む。

西国街道 寺戸町道標

寺戸町道標

寺戸町梅ノ木にある4基の道標。
桓武天皇皇后陵は西へ1㎞。
街道は石畳[写真左]の道が続き、古い家並みや道標が見られる。

西国街道 向日町三差路

向日町三差路

須田家の傍らに道標[写真中央]があり、
右 西国街道

中 あたご(愛宕)みち

左 たんば(丹波)みち
この向日町西ノ段で街道は三つに分かれる。
西宮方面は手前に進む。

西国街道 向日神社

向日神社

古い歴史を持つ向日神社(718創建)は、街道に面している。
五穀豊穣の神を祀る。
古くから門前町としての町並みが見られたようだ。

西国街道 下川原の町並み

下川原の町並み

「錦上花を添え」という言葉があるが、この景観は「美麗街道」に花を添えと言ったところか。

下川原地区の町並みには、江戸時代の西国街道の雰囲気が漂う。

街道を歩く楽しさが、沸き起こってくるようだ。

西国街道 一文橋(いちもんばし)

一文橋

[いちもんばし]

小畑川にかかる一文橋。

由来碑[写真右]によれば、大雨でしばしば橋が流され修繕費捻出のため、一人一文の通行料を徴収したという。

この日本初の有料橋を渡ると長岡京市に入る。

長岡京市~高槻市まで

西国街道 長岡京市から高槻市までの地図

■ 高槻の道中

高槻までの道中で、山崎を訪れる。ここは、天王山や美術館等の観光場所が多く、ちょっと立ち寄ってみるのも良い。

街道には道標が多く、探してみるのも良い。

西国街道 山崎駅道標

JR山崎駅国境碑

古代より山崎は水(淀川)陸交通の要所で関が置かれた。

JR山崎駅のすぐ南に国境碑[写真中央]があり
従是東山城国
これより ひがし

やましろのくに

ここから摂津(大阪府)に入る。

西国街道 桜井駅跡

桜井駅跡

大阪府北東端、島本町にある桜井駅跡。

「太平記」に記された楠木正成・正行父子[写真右中央]別離(1336)の伝説地。

史跡[写真左が石碑]「青葉茂れる桜井の・・・」と文部省唱歌で歌われた。

西国街道 一里塚

一里塚

京都を出た旅人は、ここ芥川宿で宿泊した。

一里塚があり、榎[えのき]の大木[写真中央]が残っている。

三条実美らもここで泊まった。

JR高槻駅は西へ100m。

西国街道歩きのコース