上街道 一日目の街道歩き旅
〔猿沢池西~櫟本~箸墓古墳編〕

猿沢池西~櫟本~箸墓古墳の位置

地図

上街道の起点は猿沢池の南、率川(いさがわ)に架かる橋。傍らに常夜灯(左)が建つ。

今御門(いまみかど)商店街を南下する。右には「街の駅」という大きな看板。
左には「上ツ道 伊勢街道」という文字が見える。

街道は古代の名残りで、ほぼ一直線だ。

奈良町情報館付近に建つ道標。「右 なんえん(南円)堂、さるさわ(猿沢)池」「左 大ぶつ かすが(春日)」

つき当たりは「漢方薬・菊岡」。ここは一直線ではない。左折して、すぐ右折する。

前述のつき当たりに石仏が三体。
横に「きくおか」の碑が立つ。

菊岡の隣に「奈良町物語館」(左)

すぐ近くの奈良町資料館。
奈良町に伝わる仏像や民具を展示する。料金無料。

隣の吉田蚊帳(かや)は、1921年の創業。
色とりどりの「蚊帳のれん」などを製造販売する。

庚申堂の猿。
庚申さんの使いで、災難を代わりに受けて願いを叶えてくれるという(身代わり猿)。

風情のある路地。左は吉田蚊帳。

格子の造りが美しい町屋。

元興寺塔跡への入口。
世界遺産の元興寺極楽坊へは、北へ150mほど。

御霊神社。
それぞれの策略で陥れられた人々を祀る。

「砂糖傳」。
老舗の砂糖専門店である。江戸時代に大和茶の店として創業したという。

「ならまち格子の家」(左)
奈良町の伝統的な商家を再現したもの。入館無料。右は藤岡家住宅。

約500m進む。井上町の町並み。
左は雑貨店のようだ。

JR桜井線京終(きょうばて)駅東の街道景観。
東へ(右)行くと白毫寺、西へ行くと大安寺に着く。ともに2㎞程の距離。

吉井川に架かる吉井橋を渡る。

地図

帯解寺。求子(ぐし)安産の寺として平安期から信仰され、現在も参拝者が多い。

JR桜井線 帯解駅東の街道。
上街道は右から左へ。

天理市蔵之庄町の町並み。
やはり一直線の道だ。古い家並みが残る。

楢町、奥田診療所(右)付近の街道

交差点の角に二つの碑が建つ(左)
「左、不動山、大師道」「和尓坂下伝承地道」

櫟本(いちのもと)町の風情ある町並み。
櫟本は、万葉歌人 柿本人麻呂の出身地との説がある。

馬出(うまだし)の町並み。
右に天理市の説明坂が立つ。昔この地は市場が開かれ、流通の中継地として人馬で賑わったという。

ここも、ほぼ一直線の街道

石上(いそのかみ)町。石上市神社付近の上街道。
電柱の傍らには「従是東五町」の道標と石仏群。

天理市田部町付近。
街道はやがて中央奥で左折する。

丹波市町の町並み。この辺りは天理市役所に近い(北東へ約300m)。
かつては町名のように市場が発達したのであろう。

丹波市(たんばいち)郵便局付近の街道風景。
道路片側の木造アーケードが何とも異様。

三昧田(さんまいでん)町付近の街道。
すぐ近くをJR桜井線(左)が並走する。

JR桜井線柳本駅(右奥)近くの交差点を直進する。
左に伊勢神宮へ導く常夜灯が建つ。

前述の常夜灯の手前には「釜口山長岳寺従是東五町」の道標が建つ。
つまり長岳寺へは右奥の道を進むと500mである。

柳本町の町並み

柳本駅から東へ約300mの街道。大きな碑(中央)が建つ。
伊射奈岐神社は、ここより東へ約500m。崇神天皇陵に近い。

JR巻向駅南付近の上街道(右から中央奥へ)。
正面に箸墓古墳が見える。

箸墓古墳の航空写真(絵葉書より)。
この前方後円墳は卑弥呼の墓との説もある。
街道は左から中央下へ続く。

上街道歩きコース

コースプラン
  コース 見どころ、ハイライトなど
1猿沢池西~櫟本~箸墓古墳 ならまち周辺
2 ちゃんちゃん祭り、秋祭り、蛇祭り、春日若宮おん祭り 奈良の祭り4件は必見の価値あり