七ヶ宿街道/しちかしゅくかいどう

七ヶ宿街道 概略地図

七ヶ宿街道とは

陸奥[むつ]と出羽[でわ]を結ぶ要路

七ヶ宿街道は五街道の一つ、奥州街道の桑折[こおり]宿から西へ分岐する羽州[うしゅう]街道の最初の部分、山形盆地の上ノ山宿までを指す。

羽州街道とは

山形県の北で雄勝峠を越え秋田県に入り、矢立峠から青森県に入る。青森市油川で奥州街道に合流する。

七ヶ宿街道 風景

山あいの道

正式には山中通小坂越。「七ヶ宿街道」は俗称。

東北地方を南北に走る奥州山脈を越え蔵王[ざおう]連峰の南側を通る。

七ヶ宿

街道には、上戸沢、下戸沢、渡瀬、関、滑津、峠田、湯原の七つの宿が置かれたことから、七ヶ宿街道の名がある。

いずれも宮城県刈田郡七ヶ宿町内にある(七ヶ宿町観光サイト)。

七ヶ宿街道の意義

参勤交代路

秋田氏、庄内氏、弘前氏、松山氏、本荘氏、山形氏、天童氏、新庄氏、亀田氏、上田氏、黒石氏、長沢氏、矢島氏など出羽以北 13大名が参勤交代に利用した街道である。

信仰への道

七ヶ宿街道は出羽三山(羽黒山・月山・湯殿山)中、特に湯殿山への参詣道でもあった。

七ヶ宿街道コースガイド

七ヶ宿街道 街道碑と新橋・大鳥居

アクセス

JRは街道付近に並走しない。バスだとJR東北本線白石駅から関まで約50分(七ヶ宿町営バス)。平日のみで本数は少ない。

周辺情報

七ヶ宿街道コース

  コース
1 桑折道標~楢下宿