姫街道 一日目の街道歩き旅 [当古~三ケ日編]

当古~長楽一里塚跡碑まで

姫街道 当古から長楽一里塚跡碑の地図当古橋

当古橋

姫街道は御油[ごゆ]から始まるのだが、「歴史の道」にセレクトされている当古から歩き出した。

左が豊川[とよがわ]にかかる当古橋。右がこれから目指す本坂方面である。

当古の渡し跡碑

当古の渡し跡碑

1934年まで当古の渡しがあった。

当古橋公園には、イラスト入りの跡碑が建つ。

馬頭観音

馬頭観音

小倉橋の東、街道沿いに馬頭観音が建つ。

長楽一里塚跡碑

長楽一里塚跡碑

江戸から74番目の長楽一里塚跡碑。

京からだと53番目。

長楽一里塚跡碑~本坂峠まで

長楽一里塚跡碑から~本坂峠までの地図嵩山宿

嵩山宿

R362号の一本北の道を東へ進むと嵩山[すせ]宿。

これは難読地名だ。

豊橋市の東端にあたる。

姫路街道案内板

姫街道案内板

この嵩山宿には、幕末11軒の旅籠と本陣があったという。左は姫街道案内板。

嵩山宿

嵩山宿

嵩山宿周辺の風景。

街道碑

街道碑

少し進んだところに、感じのいい街道碑が建つ。

街道碑

街道碑

この街道碑は意外にも多弁だった。

裏側を見逃さなくてラッキー!

香川景樹歌

香川景樹歌

それは、江戸後期の歌人香川景樹が、嵩山を通った(1818)時に詠んだ歌と説明文だった。

道中の風景

道中の風景

道中

道中

いかにも古道の雰囲気。

整備されているので安心して歩ける。

説明板

説明板

途中には、お姫様がカゴからおりて景色を楽しんでるイラストつき説明板もあり、気がまぎれる。

嵩山一里塚跡

嵩山一里塚跡

江戸から73番目の嵩山一里塚跡。

嵩山七曲り

嵩山七曲り

嵩山七曲り。

左奥へと登る。

本坂峠

本坂峠

ここが愛知(三河)・静岡(遠江)県境の本坂峠。標高350m。イヤになります三ケ日泊り、一夜明ければ本坂へ と歌われた難所。

本坂隧道

本坂隧道

本坂峠の下を貫く本坂隧道(1915完成)。

長さは約215m。中央奥に出口が見える。新本坂トンネルが完成(1977)するまで利用された。

ヤブ椿の原生林

ヤブ椿の原生林

ヤブ椿の原生林がトンネル状態で石畳の道をおおっている。これは絵になる。

石畳の道

石畳の道

椿が落下した石畳の道を歩くのも乙なもの。

最適日は3月中・下旬であろうか。

椿の原生林看板

椿の原生林看板

すぐ近くを車道(写真手前)が通る。

鏡岩

鏡岩

通行人の姿や顔までも写し出す輝きがあったという鏡岩(写真左)。高さ4m。そう言えば東海道の鈴鹿峠にも同名の岩があった。

R362号

R362号

坂を下ってくるとR362号(写真左)と再会。

弘法堂

弘法堂

弘法堂の石仏。旅人はここで峠を無事に越えられたことを感謝したであろう。

東から来た人も無事を願った。

看板

看板

R362号(写真左端)を横切って、一本南の道を進む。

ポイントごとに姫街道という看板(写真右)があるので心強い。

高札場跡

高札場跡

高札場跡と秋葉灯篭。

橘神社

橘神社

平安時代の初期、三筆の一人・橘逸勢[たちばなのはやなり]を祀る橘神社。

旌孝碑

旌孝碑

橘逸勢の娘・妙旌沖尼の至孝をたたえる旌孝碑(写真左)。右は筆塚。

本坂関所碑

本坂関所碑

本坂関所碑(1800設置)。

その後、関所は後述の気賀に移された。

本坂一里塚

本坂一里塚

江戸から72番目の本坂一里塚。

中央の道が街道。

馬頭観音

馬頭観音

本坂一里塚の傍には、馬頭観音(写真左)。

本坂峠~三ケ日まで

本坂峠から三ケ日までの地図華蔵寺

華蔵寺

街道沿いにある華蔵寺。

姫街道歩きコース

  コース 姫街道のハイライト・見所
1 当古~三ケ日 本坂峠、椿の原生林
2 三ケ日~引佐峠
引佐峠(象泣き坂)~気賀
三ケ日、引佐峠、象泣き坂、尉ヶ峰
3 気賀~池田 姫様道中、三方原、熊野の長藤