「歴史の道」・街道歩きの魅力
血圧の安定、脳への刺激や脚力の鍛錬など、ウォーキングの効用に加えて、古のロマンを感じながら、先人たちが築き上げてきた歴史や文化を発見する。一言で言うなら、これが街道歩きの魅力であろう。
街道歩きは心の癒しの旅でもある
路傍の石仏や馬頭観音、風雪に耐えてきた常夜灯、苔むした石畳、鮮やかに刻字された石の道標、先人たちの句碑や歌碑、連子格子やなまこ壁が残る趣ある宿場の町並み、それに松並木や一里塚。
街道に残されたこれらの史跡を味わいながら歩く。歴史上のヒーローたちが往来したであろう昔日に想いを馳せながら、無心に歩く。日ごろの疲れやストレス、悩みなどが、どこかへ吹き飛んでしまう。これはまさに心の癒しの旅でもある。
一つの街道を完歩した時の充実感は何ものにも代えがたく、病みつきになってしまう程である。
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「街道歩きのアドバイス」
- できるだけ舗装されていない山道・峠道が長く続き、且つ歴史的に価値あるコースがより味わい深い。文化庁が選定した歴史の道100選がお勧め。
- 時期については、春の新緑、秋の紅葉期がお薦めだが、冬も厚着さえしなければ汗をかかず、意外に快適である。
- 猛暑の夏は避けた方が無難。やむを得ず歩く時は、やや多めに休憩する。国道沿いならガソリンスタンドがお薦め。涼しい休憩室と自販機がある。
- 山道では歩幅は小さめに、上下左右の体重移動は小さくする。安全のため、なるべく複数で歩く。
- 濡れた石畳や木の葉は滑りやすい。また下りはスピードが出やすいので転倒に注意。
- 地図を携行し、コースのポイントで現在地を確認する。
- 迷ったと思ったら、元の道に引き返し、地元の人に尋ねる。適当な人がいない場合、には磁石が役に立つ。進むべき方向が分かり最悪の事態は避けられる。
- 各人の体力、身体、経験にあわせた無理のない計画を立てる。
- 初心者は1日に20km程度、5時間位が適当。
- JR沿いの街道だと、体調不良の場合でも最寄の駅へエスケープできるので好都合である。
- 靴選びは重要である「安物買いの銭失い」という言葉もある。山道や長時間歩くときはトレッキングシューズが適当。
- 一度歩いた道で気に入ったコースを数年後に訪れるのもいいものだ。新しい発見があり感動がよみがえる。
- 街道歩きコースの重伝建(重要伝統的建造物保存地区)は、特に時間をかけて散策したいところである。
街道歩きの準備
近頃は旅行用品も進化してきて、いろいろ便利でデザイン性にもすぐれたものが出てきたようだ。
特に街道歩きの場合、自分の足で歩くのだから、持ち物は軽くて便利なものがいい。ちょっと道具にこだわってみるのも楽しい。
サライなどの雑誌を見ていて気になるものがあったので紹介してみたい。
旅先では急に天候が変わることもあるので、かさばらなくて防水性のある上着があると便利だ。
フォックスファイヤーのエアロポーラスFWを使用したジャケットは、軽いし体になじみやすく、水蒸気は通すが、水の分子は通さないという防水透湿素材のため、汗をかいても蒸れず快適である。実用的なポケットも多く便利にできている。アウトドアだけでなく街着にもいい。
リュックなどは防水性があれば、中のもの、特に大切なカメラなどを安全に持ち歩ける。マウンテンスミスのクォンタムというカメラバッグは、一眼レフカメラを入れる雨カバーもついた収納スペースが上にあり、下には着替えなどを入れられるようになっているので、泊りがけの旅行にもこれ一つですむ。
また、歩いていて休憩したい時、またバスを待つ時など、ちょっと座りたい時に重宝なのが、フェールラーベン(FJALL RAVEN) のトラベルバッグである。このリュックは本体に枠が入っていて大人が腰掛けても十分な強度を持っている。同様なバッグにはホグロフのコンビというのもあって、こちらは折りたたみになっている座面を広げると椅子に早代わりする。
どいらも旅先でのスケッチなどにも便利だ。
サイフや鍵、キップなどの小物の管理も気を使うものだ。
貴重品は常に身近に持っているようにしたい。
オルトリーブのチケットというバッグはその名のとおり、ちょっとした小物を入れるバッグだ。縫い目がなく、生地も防水性が高いので雨でも濡れる心配がない。 防水浸透素材といえばゴアテックスが有名だが、そのゴアテックス素材でできた帽子が、スノーピークのゴアテックスパッカブルハットである。
くるくるたたんで、付属の収納袋に入れて、留め具で腰のベルトなどに通して持って歩けるのがおもしろい。
そして特にこだわりたいのが靴である。
長い時間歩くわけだから、疲れにくい靴を選びたい。
いわゆるウォーキングシューズと呼ばれるものは、ごついようだが歩いたときに足首を支え、足への衝撃を和らげる構造になっているそうだ。
アウトドアメーカーやスポーツメーカーなどからいろいろでているので、自分の足にあう靴を、時間をかけて探したい。
持ち物(日帰りの場合)
- 小銭
- 携帯電話(テレホンカード)
- アメやチョコレートなど歩きながら食べられる甘い物
- 常備薬
- 小さな水筒かペットボトル
- 地図(その土地の観光案内所でもらったりするのもよい)
- カメラ(小型のデジタルカメラなど、あると便利)
- 保険証のコピーなど身分証明書になるもの
- 緊急連絡先のメモ
- 帽子
- 傘、レインウエア、雨具など (雨が降りそうな場合はもちろん、突然の天候の変化に備えて)
- 懐中電灯、防寒用ウエア など(夕方や夜用)
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