仙台・松前道　二日目の街道歩き旅　[二本松～福島～飯坂編]

玉嶋屋

二本松にやって来た。本町で目をひくのが御菓子屋・玉嶋屋(1919建)。２本の袖看板がユニークで屋号の銅細工にも注目。

大手門跡

大手門(坂下門)跡には石垣が残る。大手門は戊辰戦争の際に焼失した。

歴史資料館

歴史資料館を右に見て霞ヶ城公園に向かう坂道(写真左久保丁坂)を登っていく。

霞ヶ城

霞ヶ城(二本松城跡)。1993年から２年を要して全面修築復元工事が行われた。中央上に本丸跡。

土井晩翆の歌碑

坂の上に土井晩翆の歌碑(1956建)が建つ。
「花ふぶき霞が城のしろあとに仰ぐあだたら峯のしら雪」。

智恵子抄詩碑

展望台には「智恵子抄詩碑」が建つ。「あれが阿多多羅山(足達太良山)、あのひかるのが阿武隈川」。
高村光太郎(1883～1956)が妻・智恵子を偲んで詠んだ詩である。

高村智恵子像

その高村智恵子(1886～1938)は若い頃、セザンヌに傾倒した女流画家。光太郎をアトリエに訪ね、その後結婚。像は二本松駅前に建つ。

二本松少年隊奮戦図

少年隊の丘には「二本松少年隊奮戦の図」(写真中央)が建つ。

傘松

この傘松は赤松の巨木だ。樹齢は約350年。

箕輪門

この箕輪門は城跡の風格を示すシンボルだ。

像

戊辰戦争で奮戦する二本松少年隊の姿と我が子の出陣服を仕立てる母の姿(写真右)。

木村銃太郎像

少年たち(12～17才)の活躍は目ざましかった。中央は隊の木村銃太郎(22才砲術師範)。

霞ヶ城公園

戊辰戦争で落城したが、今は10万石の威容が復元され自然公園として親しまれている。

戒石銘碑

二本松藩士の戒めのため自然石を刻ませた戒石銘碑。
4句6文字の銘文で公園東入口にある。

羽黒神社

福島市信夫山山頂(216m)にある羽黒神社の大ワラジ(写真左)。
長さ12m(重さ2t)は日本一とか。8月に福島わらじまつりが実施される。

飯坂温泉駅

飯坂温泉駅(福島交通)付近の景観。右奥に何やら像が建つ。

松尾芭蕉の像

それは福島宿に一泊したあと、この飯坂温泉を訪れた芭蕉の像(写真右)だった。飯坂で泊まった芭蕉はこのあと桑折に向かう。