飫肥街道 二日目の街道歩き旅 [飫肥の散策編]
飫肥の散策
長塚節
今町橋の近くに長塚節(1879~1915)の歌碑が建つ。「ころぶせば枕にひびく浅川に芋洗ふ子もが月白くう蹴り」
鳥居下公民館
重伝建の一角に建つ鳥居下公民館(写真右)は旧鹿児島銀行(1913年建)。この緩やかな坂(写真中央奥へ)を登って行く。
旧伊東伝左衛門家
旧伊東伝左衛門家。飫肥の武家屋敷の典型とされている。
振徳堂
少し北へ進むと飫肥藩校・振徳堂がある。教授は清武出身の儒学者安井息軒。
振徳堂
この振徳堂から小倉処平、小村寿太郎など優秀な人材を輩出した。
武家屋敷通り
前述の伊東家から西へ飫肥城大手門へと続く武家屋敷通り。重伝建に選定されている。
古い門構え
左右に石垣が続き、古い門構えが落ち着いた雰囲気醸し出している。
武家屋敷通り
格調と風情ある町並みだ。
服部亭
旧屋敷を利用した食事処・服部亭・喫茶もOK。
小村寿太郎生家
飫肥が生んだ偉大な外交官小村寿太郎生家。前述の振徳堂に学び14才で長崎へ遊学。15才で大学南校(現、東京大学)に入学した。
小村寿太郎銅像
飫肥駅南の竹香園には小村寿太郎の銅像が建つ。20才でハーバード大学に留学。帰国後には司法官となり46才で外務大臣に就任した(1901)。
小村寿太郎銅像
小村は容姿端麗だが、意外に小柄(約150cm)だった。不運なことに父の借財のためエリートになってからも借金地獄で赤貧にあえいでいた。
飫肥城大手門
ここが飫肥城大手門。大手門は樹齢100年をこす飫肥杉を使って復元された(1978)。飫肥杉はこの地の特産品で、水に強く弾力性と粘りがある。
石段
大手門から松尾の丸、歴史資料館へと続く石段。
飫肥石の石垣は江戸時代からのものである。
飫肥城歴史資料館
唐破風の門をつけた飫肥城歴史資料館。
小村記念館
国際交流センター・小村記念館。小村の遺徳を顕彰して1993年開館した。
おび天茶屋
おびの天ぷらは、昔からこの地方で親しまれてきた庶民の味。
飫肥
伊東氏5万1千石の城下町として栄えた飫肥の町。
水路の一角には鯉が放流されている。
小村寿太郎生誕地碑
「小村寿太郎生誕地」碑。その後、小村は日英同盟締結、日露戦争のポーツマス講和会議(1905)の全権大使として外交交渉に当った。
商人町
東西に約400m続く本町通りの町並みが商人町。
商家資料館
その商人町の代表的な建物が商家資料館。白壁に飫肥杉を使った豪壮な姿が目をひく。
間瀬田家
少し東へ進むと間瀬田家がある。
飫肥名物・厚焼(卵焼)の元祖でのれんには元禄2年とある。つまり320年の伝統がある。
柳田国男文学碑
飫肥郵便局前に建つ柳田国男(1875~1962)の文学碑。民俗学者で飫肥を2回訪れている。
飫肥街道歩き旅コースプラン
コース | 見どころ、ハイライトなど | 飫肥街道・山仮屋~北郷|街道を歩く旅 ウォーキング記録|
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1 | 山仮屋~北郷 | 山仮屋関所跡 |
2 | 飫肥の散策 | 飫肥城、武家屋敷通りなど |
3 | 油津の散策 | 堀川運河、堀川橋 |
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