吉野山参詣道　二日目の街道歩き旅　[中千本～吉野水分神社～高城山編]

土産物屋

吉野名物・柿の葉寿司の店など土産物屋が軒を連ねる。中央奥に蔵王堂。

藤井利三郎薬房

藤井利三郎薬房は和漢胃腸薬を販売している。

藤井利三郎薬房

店頭の巨大ながま蛙が目をひく、

陀羅尼助丸

「陀羅尼助丸」は胃腸の良薬として知られる。大峯の修験者たちが製法を継いできたという。

吉野葛

吉野葛はクズの根から採った澱粉で菓子材料や食材、栄養剤となる。

中千本

中千本の町並み。

立ち雛

土産処には桜の木で彫り彩色した立ち雛がずらりと並ぶ。吉野伝統の雛人形である。

勝手神社

ここが勝手神社。源義経と別れたあと捕えられた静御前が僧兵たちに強制され舞を奉納した。

五郎平茶屋

五郎平茶屋から如意輪寺(写真左奥に多宝塔)を遠望する。楠木正行[まさつら]辞世の歌が堂の扉に残る。

宮坂

「宮坂」という名の急坂を登る。とにかく坂が多い。

中千本

中千本の町並み。

芳雲館

ここは創業200年、景勝の宿・芳雲館。

竹林院

かつて宿坊であった頃の隆盛が偲ばれる竹林院。旧名は椿山寺で聖徳太子が来た頃からある。宿泊も可能(要予約)。

坂道

この坂道を登り上千本を目指す。

猿引坂

「猿引坂」という花見の中心地。

花錦

道中、和風カフェの「花錦」で一休み。

花錦

桜花入のおいしい葛湯をいただいてカフェをあとに。

後醍醐天皇の歌碑

見晴らしの良い所に後醍醐天皇の歌碑が建つ。「御幸の芝。ここはなほ丹生の社にほど近し　祈らば晴れよ五月雨の空」

坂道

花のある風景。坂道を手前へ登っていく。

大峯奥駈道の碑

大峯奥駈道の碑が建つ。世界遺産にふさわしい風格ある石碑だ。

上千本

上千本の景観。

蔵王堂

蔵王堂(写真中央)周辺を遠望する。

吉野水分神社

吉野水分[みくまり]神社にやってきた。古くから水神信仰の聖地。「みくまり」が「みこもり」(御子守)と訛って、子守り、子授けの神としての信仰も集めたという。

吉野水分神社

豊臣秀吉もここで祈願して秀頼を授かったという。そのためこの神社は豊臣家の厚い信心を受けた。

吉野水分神社

本居宣長は西行を偲び3回、吉野を訪れている。自分の親が、この水分神社に祈願して、やっと生まれたという事情があり吉野には特別な思い入れがあったようだ。

吉野水分神社

この水分神社も金峯山寺などと共にユネスコの世界遺産に登録されている。

高城山

抜群の展望所、高城山にやって来た。護良親王が吉野城にたてこもった際の奥の詰所だったという。

大和の山々

ここからは大和の山々が一望のもと。左は金剛、右に二上山、中央は葛城。