|
高野山参詣道・町石道/こうやさんけいどう・ちょういしみち
町石道について
高野山
弘法大師 空海が開山(816)した真言密教の聖地。
古くから国史跡であった。
2004年世界文化遺産に登録される。
参詣道
近世までは、慈尊院のある九度山から大門口に至る町石道と呼ばれる表参道に入るのがメインルートだった。しかし、江戸時代には早く高野山に登れる短距離ルート(不動坂道)が主流となる。
弘法大師
参詣の道標として木製の卒塔婆【そとうば】を建てた。しかし、これは朽ちやすいので鎌倉時代に(13世紀後半)石造の「町石【ちょういし】」と取り替えられた。
これは20年の歳月を要した大事業であった。
町石
上部が五輪塔の形をした石柱(花崗岩製)で、方柱状の塔身に町数、梵字【ぼんじ】、施主名、造立年月日が刻まれている。高さ3.33m、重さは750sある。今の価格にすれば優に100万円は越える石柱である。
梵字【ぼんじ】
町石に刻まれた梵字は諸仏諸菩薩のシンボルである。故に町石道は信仰の道であり、町石は単なる道標ではない。参詣者たちは、道中で、この町石を見るたび合掌しこの道を進んだのである。
町石数と里石【りいし】
根本大塔を起点に慈尊院まで1町(約109m)ごとに町石が180基建つ。
また一里(36町)ごとに里石も4基併存する。歩いていると町石が、次から次へ現れるので、道を間違える心配はない。
歴史上の人物
藤原道長・頼道父子、白河上皇、鳥羽上皇、後宇多法皇、西行、法然、親鸞、日蓮、松尾芭蕉と曽良などは町石道を歩いて参詣した。
勿論、空海(弘法大師)も山麗の慈尊院に暮らす母に会うため何度も歩いた道である。
月に9回通ったので九度山という地名になったという。
コースガイド
計画
全長約22km。慈尊院から、古人の旅を偲びながら是非全コース歩いてみたい。
最初の登りより最後の大門近くが、ややハードであるがそれ以外は緩やかで大変歩きやすい。
標準ペースで約8時間の行程。
高野山は見所が多い。拝観を含めると2〜3時間は必要。
ゆっくり見ると、ほぼ1日かかる。南海高野線、特急を利用しての日帰りもよし、高野山内の宿坊(多数ある)又は国民宿舎で宿泊するもよしである
|