熊野古道　十九日目の街道歩き旅　[新宮の散策編]

JR新宮駅

新宮にやって来た。

西村記念館

新宮出身の教育者、西村伊作の旧宅。与謝野夫妻や多くの文化人たちとの社交の場だった。

速玉大社

熊野三山の一つ。下馬橋を渡ると朱塗りの鳥居。

句碑

新宮出身の詩人佐藤春夫の句碑が建つ。

ここにも句碑

竹柏とはナギ(梛)のこと。速玉大社の神木である。

弁慶像

熊野神宝殿の前に建つ。弁慶は熊野別当ゆかりの人。

梁塵秘抄

後白河上皇の撰による歌謡集。

社殿

熊野川河口に鎮座する水の神を祀る。

世界遺産碑

2004年7月世界遺産リストに登録。

熊野御幸

宇多上皇以下多くの上皇・女官などの参詣回数が記されている。

拝殿

歌碑(右)

「国のまもりか速魂さまの御庭前まで神さびる」(野口雨情)。

お燈まつり

神倉神社の奇祭で毎年2月6日夜8時頃から行われる。

新宮城跡

茶道の川上不白の顕彰碑。

歌碑

「高く立ち秋の熊野の海を見て、誰ぞ涙すや城のゆふべに」(与謝野寛)。

熊野大橋

熊野川(新宮川)にかかる橋を眺める。

川から城への道

かつて船着場から城までの道を備長炭などが運ばれた。

丹鶴城

この地に源為義の娘丹鶴姫が開いた東仙寺があったことに由来。

城への石段

城跡は公園として整備されている。

城門

春は桜の名所として賑わう。

お燈まつり

前述した「お燈まつり」の「上り子(のぼりこ)」。白装束で腰に荒縄を巻き、わらじを履く。この上り子は男子に限る。この祭には約2,000人が参加する。

火の滝

炎が流れていく様は「火は山の滝、下り竜」とうたわれている。538段の石段を一気に駈けおりる。ちなみに、この神倉神社は速玉大社の元宮である。

速玉大社の例大祭

毎年10月15～16日に行われる。菅笠をかぶり背中に牛王12枚をさした竹と萱穂をつけている。

14:30から渡御

行列も前列には「一ツ物人形」が白馬に乗っている。

御船祭

イザナミノミコト(夫須美大神)をお迎えする。

水上神幸

ミコシを乗せた神幸船は御船島を左から3回まわる。

諸手[もろた]船

熊野川河口の鵜殿の諸手船が神幸船(写真右の赤い船)を先導する。

迫力満点の競漕

9隻の早舟がでて約2kmの熊野川で御船島の周囲を競漕する。

徐福公園

徐福は約2,200年前中国を統一した秦の始皇帝の命により中国からやってきた伝説の人。中国風の極彩色豊かな楼門が目をひく。JR新宮駅東へ約100m。

徐福の墓

不老長寿の霊薬を求めて渡来したが、そのまま新宮に永住したと伝わる。徐福公園内に墓がある。

浮島の森

底なし沼に浮かぶ小さな森。国の天然記念物。