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浜街道[絹の道]/はまかいどう[きぬのみち]

浜街道【絹の道】 概略地図

浜街道[絹の道]

浜とは横浜のこと。

つまり八王子市(八日町)から多摩丘陵(鑓水峠)を越え横浜に至る全長約40qの街道である。

東京都内唯一の歴史の道に選定され、脚光を浴びつつある。

浜街道[絹の道]の意義

横浜鉄道が開通するまで、国外へ輸出する生糸を運ぶ輸送路として賑わい、鉄道開通とともに役目を終えた街道。

これほど栄枯盛衰が激しかった街道が、かつてあっただろうか。「平家物語」を彷彿とさせるものがある。

街道名の由来

正確には「生糸の道」である。

戦後、地域研究者により「絹の道」と名付けられたとのことである。いいネーミングである。

リヒトホーフェン(=ドイツの地理学者)が洛陽(=中国の地名)からアンチオキア(=シリアの地名)に至る東西の交渉路を「シルクロード」と命名したことを想起する。

浜街道[絹の道]の歴史

江戸時代以前

古くは甲州街道と東海道を結ぶバイパスとして利用された。

江戸末期(幕末)

幕末の激動期の最中、1859年に横浜に貿易港が開港されるや、俄然この街道は横浜へ生糸を運ぶ輸送路として大車輪の活躍を始める。生糸は最大の輸出品。

この恩恵により一寒村に過ぎなかった鑓水[やりみず]も、一漁村であった横浜も大発展する。生糸を扱う鑓水の商人たちは、巨万の富を築き、この街道も殷賑[いんしん]を極めた。その栄華のシンボル的存在が道了堂の創建だった。

明治時代以降

しかし、1908年横浜鉄道(現在のJR横浜線)の開通により、その役割を終える。人馬・荷車による運搬から鉄道の時代が到来したのである。

コースガイド

計画

「歴史の道」に選定されたコース自体は2q程度のものであるから、少し物足りない。

そこで、JR橋本駅から遣水中学校をめざして、北上(正確には北東の方向)してはどうだろう。約2.4qである。

学校の近くには小泉家があり、そこから鑓水峠に向かうのが無難。

アドバイス

余裕があればJR相原駅から北西1.5qにある七国峠へ足を伸ばすのもおすすめ。

ここは鎌倉古道の道筋で、古道らしい雰囲気が残っている。ただ、この付近への案内板らしきものが、余りないのが難点。

八王子市内に宿泊可能なら、翌日は甲州街道のウォーキングが楽しめる、東へ行けば府中市方面、西へ行けば小仏峠へ通じる。

コース

  コース
1 橋本駅〜片倉駅

 

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