山陽道 七日目の街道歩き旅 [岡山~矢掛編]
岡山~備前一宮駅まで
道標
R180号を渡ると、
京橋江ちか道 と刻まれた道標が建つ。
三門中町の町並
三門[みかど]中町の町並。JR吉備線、備前三門駅から少し北へ歩いたところである。
国神社
石段の狛犬が面白い。参道の鳥居・石段は元禄15年(1702)に造られた。
笑塚
矢坂本陣
道標
中川橋を渡ると、左手に吉備津神社参道の道標が建つ。
吉備津彦神社
JR吉備線の備前一宮駅のすぐ南にある吉備津彦神社。
国境碑
従是東備前國 とある。
ここから備中の国に入る。
備前一宮駅~板倉まで
真金一里塚
国史跡の真金[まかね]一里塚。付近は古代吉備文化の中心であった。
板倉宿 看板
板倉宿から吉備津神社へは、左折し約1km。
山陽道は、直進する。
板倉宿 看板
看板を裏から見たもの。
写真右は常夜燈。
常夜燈
鬼のプレート
プレートには、
吉備津路の元鬼と陽鬼と勇鬼 とある。吉備は桃太郎の鬼退治伝説がある。
道標
道標には、
右 松山江八里足守江二里
南 庭瀬江三十丁
西 井山寶福寺江二里半
牛の鼻ぐり塚 とある。
道標 裏
牛の鼻ぐり塚とは、、全国の牛の鼻ぐりを集め、供養をするところである。
道標
道標(写真左)に従って川辺宿方面は直進(写真中央奥へ)する。
道標
扇子で方向を指す面白い趣向である。
川辺 やかげそう志や道
金毘羅 くらしき庄早島
板倉~山手まで
供養塔
大峯登山三十三度供養塔
国分寺の五重塔
前方に備中国分寺の五重塔(写真右)が見えてきた。
ここで街道は、左折する。
地蔵堂
宿
ここ宿は、その名の通り山陽道の宿場町として栄えたところ。今も当時の名残をとどめる屋号の残る家がある。写真右は三宅酒造。
道標
道標には、
旧山陽道宿
左 おかやま
右 やかげ とある。
道標
ここにも、国分寺の道標が。写真右奥に見えるのは備中国分寺の五重塔。
道標
寺山古墳300mとある。寺山古墳は古墳時代に造られた、前方後円墳。
山手
山手は古墳が散在する。
江戸時代には、交通の要所として脇本陣が置かれ。宿場として賑わった。
福山合戦の舞台となった福山城跡もある。
道標
南 すもうとり山
東まかね とある。
角力取山[すもうとりやま]古墳は、吉備地方最大の方墳。
山手郷土館
山陽道に面している山手村の郷土館(写真左)。もとは、江戸時代の富豪の家だった。
山手村一里塚碑
写真右が山手村の一里塚。石碑には、
左 おかやま(写真左方面)
右 やかげ とある。
一里塚跡説明板
一里塚には、目印となる立派な一里松が植えられたが、昭和30年頃に枯れてしまったそうだ。
山手~川辺まで
高梁川
高梁[たかはし]川(写真堤防の向う側)を渡ると、川辺一里塚碑がある。
川辺宿の町並み
川辺宿は、高梁川の川渡り、雨などによる足止めの際に賑わった。
川辺宿本陣
ここ川辺宿本陣で昭和12年、殺人事件がありました。と言っても、これは横溝正史(疎開先が、この真備町)の推理小説の話です。
吉備真備駅~備中呉妹駅周辺まで
~矢掛駅まで
山陽道(西国街道)を歩くコース
区間 | 山陽道のハイライト・見所 | |
---|---|---|
山陽道/西国街道 | ||
山陽道(西国街道) | ||
1 | 西宮~須磨 | ・西宮公園角の常夜燈型道標 --以下は街道から外れる-- ・能福寺(日本三大仏のひとつがある) ・南京町、ルミナリエ |
2 | 須磨~東加古川 | 須磨浦公園 (源平一の谷古戦場・芭蕉の句碑・蕪村の句碑 等多くの句碑があります) |
3 | 東加古川~姫路 | 御着城跡公園 |
4 | 姫路~有年 | 姫路城 |
5 | 有年~伊部 | 船坂峠 |
6 | 伊部~岡山 | 岡山城 |
7 | 吉備津~矢掛 | 吉備路風土記の丘県立自然公園 |
8 | 矢掛~神辺 | 矢掛宿、神辺宿 |
9 | 神辺~尾道 | 尾道市内 |
10 | 尾道~本郷 | 三原城跡 |
11 | 本郷~西条 | 西条宿、松子山峠 |
12 | 西条~広島 | 大山峠 |
13 | 広島~玖波 | 四十八坂、周辺に原爆ドーム |
14 | 玖波~周防高森 | 欽明路峠、周辺に錦帯橋 |
15 | 周防高森~徳山 | 呼坂宿と松陰歌碑、遠石の町並み |
16 | 新南陽~防府 | 浮野峠、毛利庭園、毛利博物館 |
17 | 防府~嘉川 | 防府天満宮、どんだけ道 |
18 | 厚東~小月 | 吉田宿 |
19 | 小月~下関 | 長府城下町 |
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