山陽道 十四日目の街道歩き旅 [玖波~周防高森編]
玖波駅~山口県境まで
道中の風景
玖波[くば]宿本陣跡周辺の風景。
玖波宿
広島県最西端の宿場だった玖波(大竹市北部)の町並み
苦の坂の峠案内板
厳島神社の祭神である市杵嶋姫命がここで持っていたちきりを池に投げ捨てた。その池を埋めて社殿を建てたのがちきり池神社とか。
苦の坂の峠
苦の坂の峠(大竹市)。
安政の大獄で囚われの身となった吉田松陰もここを越えて(逆コース)江戸へ送られた(1859年)。
勝地神社
ここが苦の坂[写真中央奥]の南入口。
勝地神社[写真左]の傍を街道は通っている。
松陰歌碑
ついに山口県にはいる(岩国市小瀬[おぜ])。
ここに江戸へ護送中の松陰歌碑がある。よく見ると岸信介(元首相 安倍首相の祖父)書とある。
小瀬~柱野駅周辺まで
小瀬峠の標識
小瀬[おぜ]峠への山道。
「歴史の道」の標識がある。関戸宿に向かって約3km南下します。
道中の風景
小瀬峠の風景。
旧山陽道跡
旧山陽道跡
歴史の道「旧山陽道跡」の標識が、所々に設置してある。
関戸宿本陣跡
岩国市北部の関戸宿本陣跡[写真左]。
左端の石碑には、若き日の吉田松陰が、ここを越えた折に詠じた詩が刻まれている。
東遊記念碑
関戸本陣跡の説明板[写真中央]を近くで見た写真。この付近に駅家が置かれ、20頭の駅馬が常置されていたとか。
隣に吉田松陰先生東遊記念碑が建つ[写真左]。
錦帯橋
4ヶ月前(2004年3月20日)に架橋工事が完成した錦帯橋が見たくて道草。
関戸から南へ2kmの所。
やはり日本3奇橋といわれるだけのことはある。
柱野駅周辺~欽明路峠越えまで
■峠を2つ越える。
古から険路といわれている
欽明路もここにある。
道中の風景
二軒屋周辺の風景。
もうすぐ中峠にはいる。
欽明路隧道
6世紀の中頃、欽明天皇が通られたとの伝承がある古い道筋。豊臣秀吉も朝鮮出兵の際、通ったといわれる。欽明路隧道(トンネル)[写真左]が見える。
欽明路峠
欽明路[きんめいじ]峠。
古くより険路として知られ、多くの歌人たちに「いわくにやま」と呼ばれた。
万葉集案内板
天平2年(730)大宰府の少典山口忌寸若麻呂[やまぐちいみきのわかまろ]が詠んだものとか。
周防なる 磐国山を
超えむ日は手向けよくせよ荒しその道
欽明路峠過ぎ~周防高森駅まで
欽明寺
欽明路峠を過ぎ、約400m。
玖珂方面を進むと右手に「欽明寺」という寺がある。
欽明天皇の名を頂いたと伝えられる。
受光寺
鞍掛合戦で毛利元就に破れ、落ち延びた家老の子築五郎教賢が出家し菩提を弔ったのが受光寺の始まりとか。
山陽道(西国街道)を歩くコース
区間 | 山陽道のハイライト・見所 | |
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山陽道/西国街道 | ||
山陽道(西国街道) | ||
1 | 西宮~須磨 | ・西宮公園角の常夜燈型道標 --以下は街道から外れる-- ・能福寺(日本三大仏のひとつがある) ・南京町、ルミナリエ |
2 | 須磨~東加古川 | 須磨浦公園 (源平一の谷古戦場・芭蕉の句碑・蕪村の句碑 等多くの句碑があります) |
3 | 東加古川~姫路 | 御着城跡公園 |
4 | 姫路~有年 | 姫路城 |
5 | 有年~伊部 | 船坂峠 |
6 | 伊部~岡山 | 岡山城 |
7 | 吉備津~矢掛 | 吉備路風土記の丘県立自然公園 |
8 | 矢掛~神辺 | 矢掛宿、神辺宿 |
9 | 神辺~尾道 | 尾道市内 |
10 | 尾道~本郷 | 三原城跡 |
11 | 本郷~西条 | 西条宿、松子山峠 |
12 | 西条~広島 | 大山峠 |
13 | 広島~玖波 | 四十八坂、周辺に原爆ドーム |
14 | 玖波~周防高森 | 欽明路峠、周辺に錦帯橋 |
15 | 周防高森~徳山 | 呼坂宿と松陰歌碑、遠石の町並み |
16 | 新南陽~防府 | 浮野峠、毛利庭園、毛利博物館 |
17 | 防府~嘉川 | 防府天満宮、どんだけ道 |
18 | 厚東~小月 | 吉田宿 |
19 | 小月~下関 | 長府城下町 |
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