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中山道/なかせんどう

中山道のルート

街道のルート

(草津)-(守山)-(野洲)-(武佐)-(愛知川)-(鳥居本)-(番場)-(醒井)-(柏原)-(今須)-(関ヶ原)-(垂井)-(赤坂)-(美江寺)-(河渡)-(加納)-(鵜沼)-(太田)-(伏見)-(御嵩)-(細久手)-(大湫)-(大井)-(中津川)-(落合)-(馬籠)<馬籠峠>(妻籠)-(三留野)-(野尻)ー(須原)-(上松)-(福島)-(宮ノ越)-(薮原)-(鳥居峠)-(奈良井)-(平沢)-(桜沢)[省略](西餅屋)<和田峠>(和田)-(長久保)<笠取峠>(芦田)-(茂田井)-(望月)-(八幡)-(塩名田)-(岩村田)-(小田井)-(追分)-(沓掛)-(軽井沢)-(坂本)-(松井田)-(安中)-(板鼻)-(高崎)-(倉賀野)-(新町)-(本庄)-(深谷)-(熊谷)-(鴻巣)-(桶川)-(上尾)-(大宮)-(浦和)-(蕨)-(板橋)-(江戸・日本橋)

別名

木曽路、木曽街道、吉蘇路、岐蘇海道、吉阻街道。
古代の東山道に該当する。また、この街道は最初「中道」と書いたが1716年から「中道」と改められた(東山道の中筋の道の意)

中山道の意義

山岳地帯の中部日本を縦断する街道

従って冬の寒さは格別、厳しいが夏は涼しい山道となる。しかも、東海道のように大雨による「川止め」(宿代がかさむ)がなく、旅籠の宿賃も割安で庶民には人気の街道だった。また、「川止め」「舟渡し」がないので京の公郷や女性などにも好まれた。

分岐する街道が多い

奥州街道(114宿)ほどではないが東海道より10里弱長い街道である。川越街道秩父街道、下仁田街道日光例幣使街道三国街道北国街道、佐久甲州街道、権兵衛街道、美濃路などが分岐する。

中山道の歴史

JR木曽川駅近くの見染塚

JR木曽川駅近くの見染塚

木曽川には正岡子規が汽車待ちの休息中、駅前の茶店で16歳の少女を見染めたという秘話が残る。

漂泊の俳人・松尾芭蕉は2回通る

1684、1688年の2回、いずれも美濃から江戸に向かっている。その芭蕉を慕う正岡子規は逆コースを歩いた。洗馬[せば]までは善光寺街道を南下し、本山、福島、須原、馬籠などに宿泊している(1891年)。
伏見からは木曽川を船で下り犬山を訪れたあと木曽川停車場から汽車に乗り大阪に向かった。

皇女和宮[かずのみや]、降嫁の道(1861)

和宮(1846〜77)は仁孝天皇の第8皇女にして孝明天皇の妹、つまり明治天皇の叔母にあたる。

同じ年(15才)の将軍徳川家茂との政略結婚を不承不承、承諾した和宮は、ひとえに公武合体の犠牲者だった。結局、夫・家茂の病没(1866)により降嫁の意図は水泡に帰すのだが、この婚礼行列は空前絶後の大行列である。
総勢3万人、行列は長さは50qに及び行列が一宿を通過するのに4日を所要したという。、京都を10月20日に出発し江戸には11月15日に到着した。晩秋の木曽路の景観は不安と悲壮感が漂う和宮の心を癒したであろうか。三留野、上松、薮原、本山、下諏訪、和田と宿泊し中山道を東進した。

赤坂宿まつり

赤坂宿まつり

毎年11月上旬の「中山道赤坂宿まつり」には和宮が登場する。大へんな人気である。

赤坂宿まつり

赤坂宿まつり

その3年後、水戸天狗党が一部、中山道を通り京都を目指す(1864)

常陸(今の茨城県)の筑波山に挙兵した天狗党は笠取峠和田峠など中山道を主に利用して京都に向かったが、幕府の討伐令や諸藩との戦を避けるため、その進路の変更を余儀なくされた。下諏訪からは伊那街道を南下し清内路[せいないじ]からは再び中山道の馬籠に逗留している。これは島崎藤村の「夜明け前」(1929)に記されている通りである。

明治天皇の第4回巡幸路(1880年6〜7月)

甲州街道(参照されたい)のあと、松本に入られその後は中山道を大井まで南下された。(本山、福島、三留野、大井に宿泊)。木曽路に関連の石碑が多いのは、このためである。

今回の歩き旅&アドバイス

歴史の道」にセレクトされている木曽路11宿(馬籠贄川[にえかわ])21里をクローズアップした。具体的には「是より北、木曽路」の石碑から「是より南、木曽路」までである。
下諏訪宿は甲州街道を参照されたい。なお、東信濃路からは和田峠笠取峠周辺を取り上げた。中山道最大の難所、和田峠越えは魅力あるコースであるが前後の下諏訪宿から和田宿までは約22qの長丁場。途中に食事処はないので要注意。勿論、旅館もない。

木曽路には重伝建が三ヵ所もある。

それらは妻籠、奈良井、平沢である。特に妻籠は日本でも異例の早さで町並みが復元保存された(1976年重伝建)所である。深山幽谷の木曽路の中で特に馬籠妻籠は白眉のハイキングコースだ。

中山道歩きコースプラン

  コース 見どころ、ハイライトなど
1 栗東〜武佐〜鳥居本 武佐宿、五個荘の町並み、高宮宿
2 摺針峠〜今須〜呂久 醒ヶ井、赤坂宿、不破関跡
3 美江寺〜太田〜平岩 うとう峠、太田宿、謡坂
4 細久手〜大井〜落合 琵琶峠、十三峠
5 新茶屋〜馬籠宿 藤村記念館、清水屋資料館、展望台
6 馬籠峠〜妻籠入口 一石栃白木改め番所跡、大道標
7 妻籠宿の散策 光徳寺、奥谷郷土館
8 文化文政風俗絵巻の行列 様々な旅人や花嫁の姿
9 三留野宿〜須原宿 桃介橋、与川道、定勝寺
10 上松宿〜福島宿 臨川寺、寝覚の床、木曽の桟
11 原野〜宮ノ越宿、薮原宿 義仲館、徳音寺、宮川資料館
12 鳥居峠越え 丸山公園、御嶽山遥拝所
13 奈良井宿の散策 中村邸、上問屋史料館
14 平沢〜桜沢 贄川関所、桜沢茶屋本陣
15 和田峠越え 和田古峠、御嶽山の展望
16 和田宿〜長久保宿 和田宿本陣、河内屋
17 笠取峠〜芦田宿 松並木公園
18 茂田井宿〜望月宿 茂田井の町並み、大沢酒造、望月宿の屋号看板
19 八幡〜軽井沢〜碓氷 軽井沢、碓氷峠
20 坂本〜安中〜本庄 五料茶屋、杉並木、武家屋敷
21 深谷〜蕨〜神田 深谷宿、氷川神社、蕨宿

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歩いた街道

北海道の街道

  1. 福山街道