甲州街道 十日目の街道歩き旅 [京王線初台駅~JR東京駅編]

初台駅~四谷まで

初台駅~四谷の地図
荘厳寺

荘厳寺

初台駅の北へ約500mにある荘厳寺[しょうごんじ]。

かつて街道筋にあった常夜灯兼道標が移されている。松尾芭蕉句碑もある。

常夜灯

常夜灯

荘厳寺境内に建つ常夜灯。

1850年建。下部には

付近の社寺への道のりが刻まれている。

東京都庁

東京都庁

近くに東京都庁があり、45Fの無料展望室までエレベータで登る。かなり利用客多い。第1・3火曜日は休みだから要注意。中央に新宿御苑。右手前の大きなビルはKDDI、その後にはNTTドコモ 代々木ビルのタワーが見える。

西新宿

西新宿

西新宿を貫くR20号(写真中央)、これが現代の甲州街道である。

天龍寺

天龍寺

徳川家康が掛川(静岡県)にあたった法泉寺を江戸に移築し寺名も、天龍川にちなんで改名。

この天龍寺は江戸城裏鬼門鎮護の寺として、大いにその威をふるったという。

時の鐘

時の鐘

天龍川の時の鐘は、人々に時を知らせた。

それは夜通し遊興する人々にとっては追い出しの鐘であった。

太宗寺

太宗寺

高遠藩主・内藤氏の菩提寺である太宗寺の地蔵菩薩。

珍しく銅製で笠をかぶっている。夏目漱石が幼少の頃、ここに登って遊んだらしい。実は、この近くの塩原家に養子に出された。

街道絵図

街道絵図

新宿3丁目交番の向かいの路面に街道絵図。

これは意外な発見だった。ここは青梅[おうめ]街道と分岐する新宿追分。その昔四谷、新宿、馬のクソと言われ人や物資の往来が盛んだった。

右上は伊勢丹。

内藤新宿

内藤新宿

新宿(正しくは内藤新宿)は新しく設けた宿の意。

江戸から高井戸宿までの距離が余りに遠すぎ(4里半)たためである。

玉川上水記念碑

玉川上水記念碑

四谷区民センターの脇に建つ玉川上水記念碑(写真右)。江戸の人口急増と水不足を憂慮した幕府が、羽村(多摩川上流の現、羽村市)から、ここまでの約43kmを開削させた上水道である。1653着工し1年弱で完成した。

四谷大木戸跡碑

四谷大木戸跡碑

前述の玉川上水記念碑の隣には四谷大木戸跡碑(写真中央)が建つ。

江戸に出入する不審な人や物資を監視した番所である。

1616年設置、1792廃止。

四谷駅~東京駅まで

四谷駅~東京駅までの地図
四谷見付橋

四谷見付橋

ここ四谷見付橋の下をJR中央線(写真右下)が走る。

歩いてきた新宿方面は右奥。

四谷見付跡

四谷見付跡

四谷駅の東にある四谷見付[みつけ]跡(写真左に石垣)。

見付は枡形を有する軍事上の拠点。江戸城下に36ヵ所あった。

半蔵門

半蔵門

1620年建築の半蔵門(写真左奥)。伊賀忍者の頭領・服部半蔵がこの門を警備していた重要拠点の一つ。非常事態には将軍がここから脱出し甲州街道を通り甲府城へ退却することを想定していた。

江戸城 大手門

江戸城 大手門

では旅の最後に江戸城を散策してみよう。

城の表玄関・大手門から入場する。

大手とは敵を正面から迎え撃つの意である。

江戸城 大手門

江戸城 大手門

幕末には92の御門があり、当然のことながら大手門は最も警備が厳しかった所。

この大手門は1967年に再建された。

汐見坂

汐見坂

白鳥濠横の急坂が汐見坂。ここを登っていくと天守台に出る。

江戸城の石垣

江戸城の石垣

江戸城の石垣の積み方は、きわめて精巧で世界的にも有名。石材は主として伊豆から運搬された。大石を積んだ石船が頻繁に伊豆~江戸間を往復した。

天守閣跡

天守閣跡

高さ18mの巨大な石垣が天守閣跡。かつて、この上に5層約45mの天守閣がそびえていたが明暦の大火(1657)で焼失した。

江戸城跡

江戸城跡

しかし、ここがメトロポリスとは思えないほどの静けさである。

ブラボー、来てよかった。

二の丸庭園

二の丸庭園

皇居東御苑の二の丸庭園。3代将軍・徳川家光のとき、小堀遠州によって造られた回遊式庭園。

二の丸庭園

二の丸庭園

同じく二の丸庭園。

東京駅

東京駅

東京駅は1890年着工で1914年開業した。

レンガ造り3階建てで見事な円形ドームだった。現在の屋根はオリジナルではない。

東京駅

東京駅

この建築遺産保存の市民運動の結果、1988年現在地での形態保全が決定した。