甲州街道　九日目の街道歩き旅　[JR高尾駅～京王線布田駅編]

多摩御稜入口

高尾駅から多摩御稜入口に向かう途中の町並み。

黒塀の家や特殊な舗装(写真左)など旧道らしい風情がある。

道中の風景

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竹の花公園

JR八王子駅の北へ約800mの所に竹の花公園がある。

一里塚跡

ここ竹の花には江戸から12番目の一里塚があった(写真中央)。

日野宿交流館

JR日野駅から約700m進むと日野宿交流館(写真右)があり、R20号をはさんで向かいには本陣が残る。

日野宿問屋場・高札場跡碑

交流館の傍には日野宿問屋場・高札場跡碑が建つ。規模が大きい八王子宿や次の府中宿の中間にあったので、宿泊より休憩の旅人が多かったようだ。

日野宿本陣

都内で唯一現存の日野宿本陣。ここには佐藤道場があり、のちの新撰組のメンバー近藤勇、土方歳三、沖田総司らが稽古に励んだ。

本宿

府中宿の手前1.5kmにある本宿[ほんじゅく]。

説明碑にあるように甲州古街道の宿場だった所。

右はR20号。

高安寺

曹洞宗の古刹、高安寺。

平将門の乱(935～40)を平定した藤原秀郷の館跡という。義経伝説もある。

高札場

甲州街道と府中街道(鎌倉街道)が直交する所に高札場(写真左)。

規模が大きい

高札場

ここは、くらやみ祭(5月3日～5日)の御旅所でもある。

大国魂神社

約1,900年の歴史を持つ古社・大国魂[みたま]神社。

5月の例大祭(くらやみ祭)は盛大に行われる。

深大寺

当コースの最後に深大寺[じんだいじ]へ寄り道をする。東京では浅草寺に次ぐ古刹(733創建)。

名物のソバ屋がずらりと並ぶが、近く(高井戸)に住んでいた松本清張は嶋田家(写真左)が、お気に入りだったようだ。

深大寺

松本清張の異色の長編小説波の塔(1959年作)では、青年検事と美人の人妻が、この深大寺を散策するシーンが登場する。

何度か映画化・ドラマ化された。

松尾芭蕉句碑

深大寺周辺には松尾芭蕉句碑もある。

象潟[きさかた]や阿免(雨)尓[に]西施が合歓能[ねぶの]花(1970建)
象潟は秋田県だから、勿論ここで詠まれたものでない。

大黒天と恵比須神

深大寺の近くにある柏亭の前。

ほほえましく大黒天と恵比須神が並んでいる。

布田駅へは2kmほど、バスの便もある。