北陸道 十七日目の街道歩き旅 [長浜~直江津~高田編]

長浜~直江津に向かう道中

北陸道 長浜~直江津に向かう道中の地図長浜

長浜

旧宿場、長浜の町並み。

JR谷浜駅の近くである。

明治天皇聖蹟碑

明治天皇聖蹟碑

彦治右ェ門の看板が立つ旅館の庭には、明治天皇聖蹟碑が建つ。

久比岐自転車歩行者道

久比岐自転車歩行者道

糸魚川から、ここ長浜(谷浜駅近く)まで久比岐自転車歩行者道(写真左)が整備されている。この道は北陸本線の廃線跡を主に利用したもの。

直江津~春日山

北陸道 直江津~春日山の地図親鸞聖人上陸地

親鸞聖人上陸地

この居多ヶ浜[こたがはま]は越後国府へ流罪となった親鸞の上陸地(1207)と伝わる。

見真堂

見真堂

近くにある見真堂(写真左)には、親鸞の木像が安置されている。

この五智周辺で5年間、流人として親鸞は過ごした。

五智国分寺

五智国分寺

五智[ごち]国分寺の境内には高さ25mの三重塔が建つ。

松尾芭蕉の句碑

松尾芭蕉の句碑

境内には、五智国分寺を参詣した松尾芭蕉の句碑(写真左奥)が建つ。

松尾芭蕉の句碑

松尾芭蕉の句碑

「薬欄にいづれの花をくさ(草)枕」。

薬欄は色々な薬草が植えてある薬園のこと。

松尾芭蕉の句碑

松尾芭蕉の句碑

「古池や蛙飛びこむ水の音」という句碑も建つ。

鏡ヶ池

鏡ヶ池

国分寺裏門近くにある鏡ヶ池。像を刻むため親鸞が自ら姿を映した池と伝わる。

十念寺

十念寺

中央奥に十念寺(浜善光寺)。この街道は旧北陸道の面影を残す。

直江津

直江津

この直江津は東西日本を結ぶ水運の拠点として繁栄した。「直江の津」は直江兼続(1560~1619)の父祖の名に由来する。

観音寺

観音寺

源義経・弁慶一行が一泊した観音寺。

琴平神社

琴平神社

直江津港(写真右奥)の近くに琴平神社(写真左)が鎮座する。

安寿と厨子王の供養塔

安寿と厨子王の供養塔

この琴平神社の境内に建つ安寿と厨子王の供養塔。哀しい伝説は森鴎外によって山椒大夫として小説化された。

芭蕉句碑

芭蕉句碑

琴平神社の脇には芭蕉句碑(写真左)が建つ。

「文月や六日も常の夜には似ず」

ライオン像のある洋館

ライオン像のある洋館

近くにはライオン像(写真左)が建つ洋館がある。

明治時代の銀行だった建物。

直江津駅

直江津駅

1986年頃の直江津駅。

大柄な三角屋根が北陸には良く似合う。

春日山~高田

北陸道 春日山~高田の地図春日山

春日山

直江津から高田に向かう途中、春日山に寄り道をする。左上に上杉謙信の像が建つ。

春日山城説明板

春日山城説明板

ここに上杉謙信は天下無双の堅固な名城、春日山城を築き、越後を統一した。

高田駅

高田駅

ユニークな駅舎のJR信越本線高田駅。

雁木通り

雁木通り

本町6丁目付近の雁木通り。雪に埋もれる道を協力して確保しようという生活の知恵であり、他人への配慮である。

雁木通り

雁木通り

この雁木通りは、前述の糸魚川でもみられたし黒石(青森県)、津川(新潟県)にもある。

道標

道標

もと東本町1丁目の交差点に建っていた道標(今は近くの神社境内)。

「右おうしう(奥州)道、左かか(加賀)道」奥州道は高田以東の北陸街道のことである。

北陸道歩きのコース

  コース 見どころ、ハイライトなど
北陸道
1 米原~朝妻~長浜 長浜黒壁スクェア、鍋冠祭
2 木之本~柳ヶ瀬~栃の木峠 木之本
3 敦賀の散策 気比の松原、金ヶ崎城址など
4 新保~木ノ芽峠~二ツ屋 木ノ芽峠
5 山中峠~上新道~板取 板取宿
6 今庄~湯尾峠~脇本 今庄宿、湯尾峠
7 武生~浅水~福井 西山公園、養浩館
8 森田~細呂木峠~橘 細呂木峠
9 大聖寺~小松~安宅 大聖寺、安宅の関
10 寺井~野々市~金沢 東茶屋街、長町武家屋敷
11 津幡~倶利伽羅峠 倶利伽羅峠
12 石動~福岡~高岡 高岡の金屋町、木舟町など
13 小杉~下村 稚児舞
14 岩瀬~水橋~滑川 岩瀬
15 魚津~入善~宮崎 ヒスイ海岸
16 市振~親不知~糸魚川 親不知コミュニティロード
17 長浜~直江津~高田 春日山城址、高田城周辺
18 潟町~青海川~柏崎 福浦八景
19 出雲崎の散策 夕日の丘公園など
20 弥彦~岩室、新潟の散策 弥彦神社、新潟歴史博物館など